価値観はとても大事という話 #4【フィードバックを求める時のポイント】

価値観はとても大事という話の続きです(#1 #2 #3)。

前回は価値観を見つけるパーソナルプロジェクト分析(PPA)という手法について説明しました。

ここまで読んでいただいた皆さんは、価値観の重要性を理解した上で自身の価値観としっかり向き合うことができたのではないでしょうか。

今回は価値観の話の応用編として、外側(他者)の視点を持つことも大切という話をしていきたいと思います。

内側から見た自分(6つの質問やPPA)と、外側(他者)から見た自分のギャップを理解することで、自分が他者へ与える影響を考えた上で行動の選択ができるようになると思います。

外側の視点を持つためのポイント

なぜ外側の視点を持つ必要があるのか

価値観を知る6つの質問やPPAは自分の視点から見た自分と向き合う作業でした。

しかし、私たち人間は自分自身の欠点を見ようとせず、ポジティブな妄想に囚われやすい生き物だということを認識しなければなりません。

つまり、多くの人が自分のことを高く見積りすぎているんですね。

私自身もYouTubeを始めた時、「広告収入を得られるようになって、自由な生活を手に入れよう」と意気込んでいました。

緊急事態宣言の出る半年前くらいから始めたのですが、当時の私はYouTubeドリームに妄想を膨らませて成功する未来しか描けていませんでした。

自分自身のスキルや知識に慢心して、自分の価値を高く見積り、都合の良い未来に思いを馳せていたわけです。

妄想という色眼鏡でしか世界が見れていなかったので、いくら自分の価値観を反映している行動とはいえ上手くいくはずがありません。

そんな私に欠けていた視点が「外側の視点」だったのです。

「自分がこれまで選択してきた行動が、他者にどのような影響を与え、どのように外側から見えていたのか。」

この視点は、6つの質問やPPAで向き合うことができないんですね。

そこで重要になってくるのが外側の視点、つまり「他者からのフィードバック」になります。

フィードバックを受ける上での注意点

では知人や先輩からフィードバックをもらいましょう!…と言いたいところですが、フィードバックを受けるに前に私たちが認識しておかなければならない注意点が2点あります。

注意点①:他者は真実を語らない

フィードバックを受けるのであれば、「〜はすごく良いね。」という話だけでなく「〜は改善した方が良いね。」という、こちらにとって望ましくないメッセージも欲しいと思います。

ですが、基本的に人間は相手に対する望ましくないメッセージに沈黙を保つという性質があるようです。

これを心理学では「マム効果」と言います。

私自身も、以前勤めていた職場で「ここは絶対改善した方が良いだろ…。」「この会議何のためにやっているんだ…。」と感じていたことがありました、一切言葉に出すことはありませんでした。

その反面「〜が良いと思いました。」なんて言葉はどんどん出てくるわけです。

当然吐け口のない前者の意見は愚痴のネタになっていました。

多くの人が経験があるんじゃないかな〜と思いますが、これは決して悪いことではありません。

むしろ当然のことで、なぜなら人間の進化の過程で「黙っていること」が「生存のために集団に属する」ために必要な本能だったからです。

物申して調和を見出すことは、仲間から追放され一人で生きていく=死を意味していたんです。

そんな訳ですから、私たちはフィードバックを求めようにも、他者は本音をなかなか語りたがらないということを理解しておかなければなりません。

注意点②:こちらも耳を傾けない

そして、フィードバックをもらう側の人間も、3つの言い訳をしてフィードバックに耳を傾けようとしないんです。

1つ目は「そもそもフィードバックを求める必要がない」という言い訳。

これはグサッと来まして、私のYouTubeの運営に対しても多くの方が意見をくれていたんですが、正直「なるほど〜。」と言うだけでほとんど聞き流していました(ごめんなさい)。

2つ目は「フィードバックを求めるべきではない」という言い訳。

フィードバックを求めること=自分の弱さを見せる、と考えてしまうということです。

社会人1〜2年目に時がまさにそうだったなと思い出します。

「自分はできる人間であると思ってもらいたい!」と潜在的に思っていたので、助けが必要な時も「自分で解決しなきゃ…。」と言い聞かせていました。

今思えば自分の弱さをどんどん出していったほうが自分の成長のきっかけとなるのに、損ですよね。

最後は「フィードバックを求めたくない」という言い訳です。

本当に必要なフィードバックは耳が痛くなるのものなので、このように考えてしまうのも納得できます。

仕事にちょっと慣れてきた時、カッコつけようとしてこの言い訳をしていた可能性があるな〜と思います。

そんな以上3つの言い訳を踏まえて、フィードバックに対する潜在的な認識を理解してもらえたらと思います。

愛ある批判者を選ぼう

さて、他者からのフィードバックの重要性と注意点を理解してもらった上で、実際にフィードバックを受けてみましょう。

フィードバックを受ける上で最も大切なのは「誰にフィードバックを求めるか」です。

私たちがフィードバックを求めがちな人には以下の3つのタイプがあります。

  1. 愛のない批判者:こちらのなすべきことを全て批判してくる人物
  2. 無批判な熱愛者:自分の命がかかっていてもこちらを批判してこない
  3. 愛ある批判者:正直でありながら、心底こちらのことを思ってくれる相手

【引用元】
ターシャ・ユーリック(2019年). insight いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力 英治出版

皆さんにとっての「愛ある批判者」にフィードバックを求めてください。

「愛のない批判者」のフィードバックは、私たちのことを客観的に評価できていません。

「無批判な熱愛者」のフィードバックは、心地が良いだけでその内容が信用できるとは限りません。

お互いに信頼し合っている「愛ある批判者」であれば、批判的な内容であろうと成長の手助けとなる正直なフォードバックを与えてくれるでしょう。

私は高校・大学で同じ部活だった同級生にフィードバックを求めたことがあります。

彼女にフィードバックを求めた理由は、私の行動や言動に対して昔から「それはダメでしょ。」と周りの人が絶対に口にしない批判を常にしてくれていたからです。

そこで、今の自分の考え方や行動が周りの人にどのように影響しているかを知りたかった時、フィードバックの時間をつくってもらいました。

自分自身の成長を手助けしてくれて、自分の行動を十分目にしていて、こちらの理想像を理解した上で正直に批判をしてくれる人。

そんな人にフィードバックを求めてみてください。

 

長くなってきたので、続きは次回にしたいと思います。

次回は、実際に受けた耳の痛いフィードバックをどのように受け止め、行動に移していくのか、そのポイントとなる「3Rモデル」について説明していきますので楽しみにしていてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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