この記事では、NumbersのTRUNC関数について解説します。
目次
使い方
書式:TRUNC(数値, 桁数)
数値を指定された桁数で切り捨てます。
桁数の指定方法は、以下の通りです。
- 正の数→小数点以下第何位まで保持するかを指定します。
例1)桁数に「2」を指定→小数点以下第3位を切り捨てます(=小数点以下第2位まで保持)。
TRUNC(10.555, 2)と入力した際の結果は、『10.55』 - 0→小数点以下をすべて切り捨て、整数部分を返します。
例2)TRUNC(10.555, 0)と入力した際の結果は、『10』 - 負の数→整数部分の何桁目で切り捨てるかを指定します。
例)桁数に「-2」を指定→整数部分の2桁目で切り捨てます(結果は整数になる)。
TRUNC(111.555, -2)と入力した際の結果は、『100』
※桁数は省略することができ、その場合『0』が指定されたものとします。
詳細手順
以下に、「野菜の販売料金」を例として、TRUNC関数の使い方を解説します。
各商品の消費税額(8%)を実数に丸めていきます。
1.『かぼちゃ』行の『消費税額』セルを選択→『=TRUNC』と入力
補足:『=』入力→「数値」→「TRUNC」→「関数を挿入」選択でも入力可能
2.整数に丸める対象の『消費税額』セルを指定して入力完了
①整数で表示したい場合、桁数を省略、あるいは桁数に『0』を指定
他の商品の『消費税額』セルにも同じように、桁数を指定せずにTRUNC関数を入力することで、下の画像のようになります。
小数点第一位まで表示したい場合、桁数に『1』を指定
『5.68』の小数第二位『8』が切り捨てられ、『5.6』と表示されます。
整数部分の1桁目を切り捨てたい場合、桁数に『-1』を指定
『16.8』の1桁目である『6』が切り捨てられ、『10』と表示されます。
関連する関数の使い方については、こちらの記事をどうぞ。