この記事では、Numbersのグラフの作成方法について解説します。
ツールバーの「グラフ」で作成可能
結論
ツールバーの「グラフ」をクリックすることで作成でき、以下の項目の編集が可能です。
- グラフ
- 座標軸
- 系列
- 配置
詳細手順
以下に詳細手順を解説します。
1.表を選択→ツールバーの「グラフ」をクリックして作成
↓グラフで表示したい数値を選択→「グラフ」をクリックします。
『期間1』〜『期間5』における『数値A』『数値B』の値をグラフで表示することができました。
グラフの種類は「2D」「3D」「Interactive」から選択することができます。
※上の画像では「2D」グラフを選択しました。
「2D」グラフの種類
「3D」グラフの種類
「Interactive」グラフの種類
2.「グラフ」の編集
「グラフオプション」の追加
↓「タイトル」「キャプション」「枠線」「凡例」「非表示データ」を表示することができます。
デフォルトでは「凡例」のみ表示されています。
「角の丸み」の調整
↓「外側の角のみ」にチェックを入れることで、グラフの開始位置の丸みがなくなります。
「間隔」の調整
↓グラフ同士の間隔を調整できます。
「背景と枠線のスタイル」の変更
↓イエローの領域が「背景」、ブラックの領域が「枠線」です。
「シャドウ」の調整
↓グラフに影をつけることができます。
「ぼかし」「オフセット」「不透明度」「角度」を調整することができます。
「グラフのタイプ」の変更
「2D混合」から「2D 2軸」へ変更したことで、『数値A』の目盛りが左へ、『数値B』の目盛りが右へ表示されました。
その他のタイプは以下の通りです。
3.「座標軸(Y軸)」の編集
↓Y軸を編集する際は「値(Y)」を選択します。
「軸オプション」の追加
「軸オプション」では、以下の表示有無を選択できます。
- 軸名
- 軸線
「軸目盛り」の編集
「軸目盛り(線形状)」では、以下の設定が可能です。
- 目盛りの最大値
- 目盛りの最小値
- 目盛り(メジャー)の数
「対数」グラフの作成
↓プルダウンをクリックして「対数」を選択することで対数グラフへ変更することができます。
対数グラフでは、目盛りの最大値を「×10単位」で設定することができます。
上記の画像内では目盛りを『4』に設定したため、最大値が『10×10×10×10=10000(10の4乗)』となりました。
「数値ラベル」の編集
「数値ラベル」とは、Y軸の目盛りに表示される値のことです。
↓デフォルトの値は「ソースデータと同じ」に設定されています。
「数値ラベル」は、以下の設定も可能です。
- 最小値の表示の有無
- ラベルの角度
↓「数値ラベル」の種類は以下の項目から選択することができます。
↓「なし」を選択した場合は数値ラベルは表示されません。
↓「数字」を選択した場合は、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
- 負の値の表示方法:マイナス表示 or 括弧表示
- 3桁区切り
↓「通貨」を選択した場合は、ラベルに通貨の記号が表示され、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
- 負の値の表示方法:”–”表示 or “( )”表示
- 3桁区切り
- 通貨の種類
↓「割合」を選択した場合は、ラベルが%表示され、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
- 負の値の表示方法:”–”表示 or “( )”表示
- 3桁区切り
↓「分数」を選択した場合は、ラベルが分数で表示され、以下の設定が可能です。
- 精度:何桁まで表示するか
↓「指数表示」を選択した場合は、ラベルが指数で表示され、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
↓「カスタムフォーマット」を選択した場合は、上記の項目を自由に設定することが可能です。
↓また、「前置記号」と「後置記号」へ任意の記号(テキスト)を入力することで、ラベルの前後に任意の記号(テキスト)を表示できます。
「グリッドライン(大)」の編集
「グリッドライン(大)」とは、Y軸の目盛りに対するラインのことです。
↓以下を設定できます。
- ラインの種類:なし/棒線/破線/点線
- ラインの色
- ラインの太さ
- シャドウ(ラインの影)の有無
「グリッドライン(小)」の編集
「グリッドライン(小)」は、「グリッドライン(大)」の間にラインを引いて、より細かいラインを表示することができます。
↓以下を設定できます。
- ラインの種類:なし/棒線/破線/点線
- ラインの色
- ラインの太さ
- シャドウ(ラインの影)の有無
「目盛り」の表示
↓Y軸に「目盛り」を表示することができ、以下を設定できます。
- 目盛りの表示場所:なし/内側/中央/外側
- 補助目盛りの有無
4.「座標軸(X軸)」の編集
↓X軸を編集する際は「カテゴリ(X)」を選択します。
「軸オプション」の追加
↓「軸オプション」では、以下の表示を選択できます。
- 軸名
- 軸線
※デフォルトでは「軸線」にチェックが入っています。
「カテゴリラベル」の設定
「カテゴリラベル」とは、X軸の目盛りに表示される値のことです。
↓デフォルトの値は「カテゴリラベルを自動調整」に設定されています。
↓「カテゴリラベル」の種類は下記の項目から選択することができます。
↓「なし」を選択した場合はカテゴリラベルは表示されません。
↓「すべてのカテゴリラベルを表示」を選択した場合は、グラフ作成元の表のカテゴリが全て表示されます。
↓「ラベル参照」をクリックすることで、グラフ作成元の表から任意のラベルを選択して表示(非表示)することができます。
「カスタムカテゴリ間隔」を選択した場合は、表示するカテゴリの間隔を任意の値に設定することができます。
↓下の画像では「2カテゴリ」に設定しているため、2つ置きにカテゴリが表示されています。
↓また、「ラベル角度」の設定を行うことで「カテゴリラベル」の表示角度を変更することができます。
「グリッドライン」の編集
「グリッドライン」とは、X軸の目盛りに対するラインのことです。
↓以下を設定できます。
- ラインの種類:なし/棒線/破線/点線
- ラインの色
- ラインの太さ
- シャドウ(ラインの影)の有無
「目盛り」の表示
↓X軸に「目盛り」を表示することができ、以下を設定できます。
- 目盛りの表示場所:なし/内側/中央/外側
- 補助目盛りの有無
4.「系列」の編集
「データ」の編集
グラフを選択することで「データ」の編集を行うことができます。
↓グラフとして表示したい「値」とグラフの「名前」を編集することができます。
「順番」を変更することで、グラフの表示方法を変更することができます。
↓下の画像では、順番『1』に設定すると折線グラフ(ブルー)、順番『2』に設定すると棒グラフ(グリーン)で表示されました。
↓「系列の表示方法」を選択することで、グラフの種類を「列」「線」「セルの範囲」の3種類の中から変更することができます。
「数値ラベル」の変更
デフォルトの値は「なし」に設定されているため、数値の表示はありません。
↓「数値ラベル」の種類は下記の項目から選択することができます。
↓「数字」を選択した場合は、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
- 負の値の表示方法:マイナス表示 or 括弧表示
- 3桁区切り
↓数値ラベルの「場所」は、「下」「中央」「上」「外側」に変更することができます。
↓「通貨」を選択した場合は、ラベルに通貨の記号が表示され、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
- 負の値の表示方法:”–”表示 or “( )”表示
- 3桁区切り
- 通貨の種類
↓「割合」を選択した場合は、ラベルが%表示され、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
- 負の値の表示方法:”–”表示 or “( )”表示
- 3桁区切り
↓「分数」を選択した場合は、ラベルが分数で表示され、以下の設定が可能です。
- 精度:何桁まで表示するか
↓「指数表示」を選択した場合は、ラベルが指数で表示され、以下の設定が可能です。
- 小数の桁数
↓「カスタムフォーマット」を選択した場合は、上記の項目を自由に設定することが可能です。
↓また、「前置記号」と「後置記号」へ任意の記号(テキスト)を入力することで、ラベルの前後に任意の記号(テキスト)を表示できます。
「トレンドライン」の表示
↓下の画像内の項目から「トレンドライン」の種類を選択して表示することができます。
↓「線形状」のトレンドラインを選択することで、以下を表示することができます。
- 線グラフ
- 名前
- 方程式
- R2乗値
↓「対数」のトレンドラインを選択することで、以下を表示することができます。
- 対数グラフ
- 名前
- 方程式
- R2乗値
↓「多項式」のトレンドラインを選択することで、以下を表示することができます。
- ○次関数のグラフ
- 名前
- 方程式
- R2乗値
↓また「順番」の値を変更することで、関数の次数を変更することができます。
(例:順番4→4次関数)
↓「乗」のトレンドラインを選択することで、以下を表示することができます。
- 階乗グラフ
- 名前
- 方程式
- R2乗値
↓「指数」のトレンドラインを選択することで、以下を表示することができます。
- 指数関数のグラフ
- 名前
- 方程式
- R2乗値
↓「移動平均」のトレンドラインを選択することで、以下を表示することができます。
- 移動平均のグラフ
- 名前
↓また、「順番」の値を変更することで、移動平均の項数を変更することができます。
(例:順番3→3項)
「エラーバー」の表示
デフォルトの設定は「なし」となっており、「正負」「正のみ」「負のみ」から「エラーバー」を選択することができます。
↓上の画像内の項目から「エラーバー」の表示領域を選択することができます。
↓「固定値」を選択することで「範囲」で指定したエラーバーを全てのグラフに表示することができます。
↓「割合(%)」を選択することで、「範囲」で指定した値を最大値とした割合のエラーバーを全てのグラフに表示することができます。
時系列に合わせてエラーバーの範囲が大きくなっていきます。
↓「標準偏差」を選択することで、「範囲」で指定した標準偏差を示したエラーバーを全てのグラフに表示することができます。
↓「標準エラー」を選択することで標準エラーを示すエラーバーを全てのグラフに表示することができます。
↓「カスタム値」を選択することで、「正」のエラーバーと「負」のエラーバーを指定した範囲で全てのグラフに表示することができます。
5.「配置」の編集
編集方法は『オブジェクトの配置』と同じです。
オブジェクトをグラフに置き換えてこちらの記事を参考にしてください。