この記事では、Mac標準搭載の文章作成ソフトであるPagesとWordの互換性について解説します。
Pagesは、文章作成ソフトとして優秀ですが、仕事・学業等においてWordが主流で使われていることから、あまり世間的に利用されているとはいえません。
しかし、Macを購入すれば標準でインストールされているPagesを全く使わずに、Wordを購入してしまうのはもったいないです。
なぜなら、PagesにはWordとほぼ同様の機能(見出し設定、インデント(字下げ)など)があり、Pagesで作成した資料をWordで開いて編集したりできるからです。
※MacのWordだけでなく、WindowsのWordでも開いて編集できます。
PagesとWord間の互換性を理解すれば、日常的によりPagesを活用できるようになるでしょう。
PagesとWordの互換性
Pagesで作成した資料をWordで開くとどうなるか、確認してみましょう。
1.資料作成
例として、Pagesで以下資料を作成しました。
拡張子の確認
Pagesで作成した資料は、拡張子が「.pages」となります。
そのため、Word形式へ書き出す必要があります。
2.Word形式に書き出す
↓ツールバーの「ファイル」→「書き出す」→「Word…」を選択し、クリックします。
↓書き出しの設定はデフォルトで問題ないです(今回、拡張子は「.docx」)。
↓Word形式に書き出し完了です。
3.WindowsのWordで資料を開く
手順2.までで作成した資料をWindowsへ送り、開いてみます。
Windowsへ転送し確認
↓Wordファイルとして認識できています。
↓Pagesで開いた時と同様に表示できています。
- 見出しのスタイルも同じであることを確認できました。
- インデント(字下げ)の設定も引き継がれました。
Tips.Word文書をPagesに変換する方法
↓例として、Wordで以下の資料を作成しました。
①拡張子の確認
↓Wordで作成した資料は拡張子が「.docx」となります。
②PagesでWord文書を開く→自動的に変換される
↓Pagesを開く→拡張子「.docx」のWord文書を開きます。
↓自動的にPagesに変換されます。
↓Pagesに存在しないフォントなどが使用されている場合、以下のような警告のポップアップが表示されます。
↓拡張子は「.pages」となっています。