この記事では、Wordでパスワードを設定して文章を保護する方法を解説します。
メニューバーの「ツール」で設定可能
結論
メニューバーの「ツール」→「文書の保護…」をクリック→ファイルを開く用パスワード、ファイル編集用パスワードを設定できます。
- ファイルを開く用パスワードを設定する場合:「この文章を開くためのパスワードを設定する」へ任意のパスワードを入力
- ファイル編集用パスワードを設定する場合:「この文章を変更するためのパスワードを設定する」へ任意のパスワードを入力
以下に、詳細手順を紹介します(※MacOS版アプリを基に手順を作成)。
パスワードを設定する方法
1.メニューバーの「ツール」→「文書の保護…」をクリック
↓メニューバーの「ツール」→「文書の保護…」をクリックします。
2.「セキュリティ」欄にて任意のパスワードを入力
ファイルを開く用パスワードを設定する場合
↓「この文章を開くためのパスワードを設定する」へ任意のパスワードを入力→「OK」をクリックします。
↓再度入力を求めらるので、同じパスワードを入力→「OK」をクリックします。
※パスワード設定後、ファイルの上書き保存が必要です。
↓ファイルを開く際にパスワードを求められるため、設定したパスワードを入力→「OK」をクリックします。
↓パスワードが合致すれば、ファイルを開くことができます。
※閲覧、編集ができます。
ファイル編集用パスワードを設定する場合
↓「この文章を開くためのパスワードを設定する」へ任意のパスワードを入力します。
↓再度入力を求めらるので、同じパスワードを入力します。
※パスワード設定後、ファイルの上書き保存が必要です。
↓ファイルを開く際にパスワードを求められるため、設定したパスワードを入力します。
↓「読み取り専用」を選択すると、パスワード認証なしでファイルを開き、ファイルを閲覧することができます。ただし、編集はできません。
↓画面上部に読み取り専用であることが表示されます。
↓パスワードが合致すれば、ファイルを開き、編集することができます。
Tips.パスワード設定ファイルのアイコンについて
↓パスワードを設定すると、ファイルアイコンに鍵が表示され、パスワードの設定有無がわかるようになります。
Tips.パスワード設定を組み合わせた場合の挙動について
↓ファイルを開く用パスワードと、ファイル編集用パスワードそれぞれにパスワードを設定します。
↓ファイルを開くと、まず、ファイルを開く用パスワードの入力を求められます。
↓次に、ファイル編集用パスワードを求められるようになります。
※パスワードがないと閲覧できない、かつ、特定のメンバーしか編集できないという状態にする場合以下のように運用すると良いでしょう。
- 閲覧のみユーザへは、ファイルを開く用パスワードを共有するようにする
- 編集可能ユーザへは、2つのパスワードを共有するようにする