この記事では、Macの動画編集ソフトであるFinal Cut Pro Xで静止画にアニメーションを設定する方法について解説します。
目次
キーフレームを追加して「変形」の設定を変更する
結論
- アニメーションの開始位置にキーフレームを打つ
- アニメーションの終了位置で「ビデオインスペクタ」→「変形」の設定を変更する(例:位置の変更、回転など)
画像の位置を変更したり、画像を回転させるといったシンプルなアニメーションであれば、専用のプラグインをインストールしなくても、デフォルトの状態で設定することができます。
詳細手順
本記事では、静止画が画面の中心から左下に、2秒かけて5回転しながら移動するアニメーションを例として、以下に詳細手順を紹介します。
1.アニメーションの開始位置にキーフレームを打つ
↓
- 静止画を選択し、アニメーションの開始位置に再生ヘッドを合わせる
- 「ビデオインスペクタ」を表示
- 「変形」の設定を変更する(例:画像の「位置」を中心点、「回転」を『0°』に設定)
- キーフレームを追加する(例:「位置」「回転」に追加)
2.アニメーションの終了位置で「変形」の設定を変更して完了
↓
- 静止画を選択し、アニメーションの終了位置に再生ヘッドを合わせる(例:開始位置から『2秒後』)
- 「変形」アイコンをクリックして「変形」を選択
- 静止画の位置を、アニメーションの終了位置に移動する(「ビデオインスペクタ」の「変形」→「位置」の座標変更でも可能)
↓「ビデオインスペクタ」の「変形」→「回転」を数値を変更します(例:5回転=『1800°』に設定)。
↓以下の動画のように、『静止画が画面の中心から左下に、2秒かけて5回転しながら移動するアニメーション』が設定できます。
「位置」の座標を変更しなければ静止画がその場で回転するアニメーション、「回転」を変更しなければ静止画が直線的に移動するアニメーションを設定することができます。