この記事では、Macの動画編集ソフトであるFinal Cut Pro Xで、テロップ(字幕)を入れる方法と、トランジションやテキストアニメーションを設定する方法について解説します。
使い方
結論
- テロップを入れる方法:「タイトルブラウザ」から任意のテロップ(字幕)を選択→タイムライン上にドラッグする
- トランジションを設定する方法:「トランジションブラウザ」から任意の効果を選択→テロップのクリップにドラッグする
- テキストアニメーションを設定する方法:
- 「エフェクトブラウザ」タブから「方向」を選択→テロップのクリップにドラッグ
- アニメーションの開始位置にキーフレームを打つ
- アニメーションの終了位置を決める
詳細手順
以下に詳細手順を紹介します。
1.テロップを入れる方法
↓
- 「”タイトルとジェネレータ”サイドバー」をクリック
- 「タイトルブラウザ」を表示
- 任意のタイトル(テロップ)を選択(例:『カスタム』)
- タイムライン上にドラッグして完了
↓テロップを編集する場合は、
- テロップのクリップを選択
- 「テキストインスペクタ」を表示
- テキストの内容やフォント、サイズなどを編集して完了
2.トランジションを設定する方法
↓
- 「トランジションブラウザ」を表示
- 任意のトランジションを選択(例:『クロスディゾルブ』)
- テロップのクリップにドラッグして完了
↓以下の動画は、テロップにクロスディゾルブのトランジションを設定したサンプルです。
3.テキストアニメーションを設定する方法
下記のサンプルでは、テロップが画面の左側(画面外)から画面の中心に登場するアニメーションを設定していきます。
①「方向」エフェクトを設定する
↓
- 「エフェクトブラウザ」を表示
- 「ブラー」タブを選択
- 「方向」エフェクトを選択
- テロップのクリップへドラッグする
②アニメーションの開始位置にキーフレームを打つ
↓アニメーションの開始位置にカーソルを合わせる(例『0:00秒』)→「ビデオインスペクタ」を表示します。
↓テロップの動きに合わせて「位置」を変更(例:X軸方向に『マイナス1100』)→キーフレームを打ちます。
テロップを登場させる方向に合わせて以下のように位置を変更する
- 左側から登場→X軸をマイナス方向に設定
- 上から登場→Y軸をプラス方向に設定
- 下から登場→Y軸をマイナス方向に設定
- 右から登場→X軸をプラス方向に設定
↓「Amount」で残像の大きさを設定(例:『200』)→キーフレームを打ちます。
「Amount」の数値を大きくするほどテロップの残像が大きくなるため、アニメーションの動きに躍動感が出ます。
- Amount『50』の場合
- Amount『200』の場合
③アニメーションの終了位置を決めて完了
↓画面中央の時間が表示されている場所をクリックして、アニメーションの終了する時間を入力します(例『1:00秒』)。
↓アニメーションが終了する位置を入力します(例:X軸を『マイナス11000→0』に変更)。
↓「Amount」を『0(残像なし)』に変更します。
↓『1秒』かけて、X軸方向『マイナス1100』の位置(画面外)から、X軸方向『0』の位置へ、残像『200』の状態で登場するアニメーションが完成します。
Tips.「ビデオアニメーション」の表示
↓アニメーションを設定したクリップを右クリック(またはコマンド:「control」+「V」)することで、クリップに適用されている「ビデオアニメーション」が表示され、キーフレームなどがどこに追加されているのか確認できます。