「意味のある」トレーナー・インストラクターでいるために必要な3つのポイント

皆さんこんにちは、issunです!

コロナの到来によって明らかに時代が変化しました。

特に私の仕事でもあるフィットネス業界は非常に大きな打撃を受けました。

「フリーのスタジオインストラクターは全員解雇」

そんな事態が当たり前となっています。

パーソナルジム、フィットネスクラブなどの現場において、運動指導に関わるプロはこの令和の時代をどのように生き延びれば良いのか、私なりの考えをまとめてみました。

「意味のある」運動指導者であれ

この変化の時代に必要なのは、「役に立つ」存在ではなく「意味のある」存在であるという話は有名ですよね。

テクノロジーの進歩に伴い「機能」での差別化は図れなくなってきたので「誰の」サービスを受けるかという価値観に変化してきています。

では、フィットネス業界で働くパーソナルトレーナーやフィットネスインストラクターにとって「意味のある存在」とは何なのでしょうか。

私の考える3つのポイントをまとめていきます。

機会をつくる

人間はもともと「狩猟」「採集」という生きるための手段として運動をしてきましたが、現代ではその必要もなくなり、運動と生活とが全く切り離されています。

うつ病や不安症といったメンタルの低下によって起こる「現代病」の原因はそこにあります。

狩猟採集民の時代には、狩猟や採集をしなければ死んでしまいます。

そんな狩猟・採集という「運動」を1日中続けるために、脳は人間に褒美を与えるようになりました。

「ランナーズハイ」と呼ばれる、運動後に得られる幸福感です。

また、捕らえた獲物や採集した木の実を「仲間と共有」できていたのも、運動によって人との繋がりを感じることができていたからだと言われています。

幸福感も人との繋がりもメンタルを保つためには必須です。

そんな、人間を人間たらしめていた運動は、テクノロジーの時代においては習慣から切り離されてしまいました。

今に始まったことではありませんが、習慣から切り離された運動の機会を「意図的につくる」ことが改めて必要だと考えています。

そのためにも、地域のニーズや個々のモチベーションに寄り添う「共感」と「傾聴」の能力が求められます。

運動の「プロセス」に着目する

「運動=ダイエット、筋トレ」というイメージが大きいと思います。

ではトレーナー達がダイエットや筋トレの指導をするのかというと、そうではありません。

情報を簡単に手に入れられるインターネットの時代において、ただ「痩せる方法」「筋肉をつける方法」を提供していただけでは無料のGoogle検索やYouTube動画には勝てません。

そこで私たち「人間」がインターネットに対抗するためには多角的にトレーニングのプロセスに目を向ける必要があります。

仮に、運動ゼロだった人がトレーニングを始めて1ヶ月でプッシュアップを30回できるようになったとします。

大切なのは、どのようにしてプッシュアップを30回できるようになったかです。

トレーナーとクライアントの間には様々なやりとり、クライアントには様々な苦悩があったと思います。

悩みのヒアリング、目標設定、モチベーションの維持、トレーニングの習慣化、、、

その一つ一つをクリアしていくことで、トレーナー自身もクライアント自身も1ヶ月前より成長していますよね。

その成長を共に分かち合い、互いの人生に役立てることで、クライアントにとって「意味のある」トレーナーになれるのではないでしょうか。

学び続けること

これはトレーナーに限った話ではありませんが、いつになっても「勉強」は必須です。

運動については、科学の進歩に伴い効果的なエクササイズやトレーニング方法が変化していきます。

昔獲得した資格の知識や学校での学びだけを頼りにするのではなく、最新の情報を得られる環境をつくる必要があります。

また、情報を持っているだけの器用貧乏ではいけません。

その情報をどのように「仕分け」、どのように「実践に落とし込むのか」を考え、クライアントのニーズに合わせて情報を「引き出す」必要があります。

まとめ

以上の3つのポイントを押さえることでトレーナー業・インストラクター業に大きな「やりがい」と「意味合い」を感じられることは間違いないと思います。

コロナによって生活の基盤を揺るがされたこの激動の時代を「意味のあるトレーナー」「意味のあるインストラクター」として生き延びることにより、次の時代を切り開く人間になれると信じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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