こんにちは、リバです。
遊戯王デュエルリンクスのランク戦2019.Marでデュエルキングに到達しました。
今月のランク戦は【カオスガイア】でキング!!!
ガイア、轟毅でウェブホ通して、返しカオソルで殴ります
轟毅強すぎワロタでしたレジェ2から使って一晩で上がれたので、本物だと思います! pic.twitter.com/7UVAOKeZwh
— リバ (@liva_poke) March 19, 2019
使用したデッキの紹介や現環境について、解説していこうと思います。
使用デッキ解説
ランク戦2019.Marでは、【カオスガイア】を使用しました。
完全にオリジナルなので、命名は適当です笑
デッキレシピ【カオスガイア】
メインデッキ
EXデッキ
任意(竜騎士ガイア辺りをお守りとして入れておきましょう。
ランク戦戦績
ランク戦での戦績の詳細は、以下の通りです。
・期間勝利数:83(【カオスガイア】に着手したのは、60勝すぎくらいからです。)
・昇格までの対戦相手
①【局所コアキメイル】
②【機械城:古代の機械(アンティーク・ギア)】
③【シーステドラゴン】
④【アマゾネス】
⑤【トゥーン】
実際に構築を使い始めたのは、レジェンド2からとなります。
色々なデッキを回しましたが、ずっとレジェンド1〜3をさまようことになったので、心機一転し、1から構築を組むことにしました。
そこで完成したのが【カオスガイア】です。
デッキコンセプト
疾走の暗黒騎士ガイアをデッキの軸に置いたビートダウンデッキです。
疾走の暗黒騎士ガイア + 帝王の轟毅で、強力な攻撃反応罠である波紋のバリア -ウェーブ・フォース-を守り、発動させていきます。
帝王の轟毅の効果で自分のモンスターゾーンが空くので、波紋のバリア -ウェーブ・フォース-の発動条件を満たします。
さらに、帝王の轟毅によってリリースされた疾走の暗黒騎士ガイアの効果で、デッキからカオス・ソルジャー -宵闇の使者-をサーチできます。
デッキ内には、帝王の轟毅で1ドローしたカードを相手ターンで発動できるように、手札誘発かつ、カオス・ソルジャー -宵闇の使者-の召喚コストになれる、闇属性モンスターのクリボール、スカルマイスターを採用しています。
スキルは、妥協召喚できる疾走の暗黒騎士ガイアと相性の良い粉砕で確定です。
攻撃時、瞬時に2200まで攻撃力を上げることができます。
この2200というラインは、コアキメイル・ウルナイト、古代の機械城でパンプアップした古代の機械飛竜といったモンスターに殴り勝てる数値なので、重要度が高いです。
デッキ構築の経緯
環境トップの採用率を誇るデッキが【古代の機械】、【コアキメイル】、【恐竜】であると推測し、構築に着手しました。
後日談ですが、実際に集計したところ、たしかに【古代の機械】、【コアキメイル】、【恐竜】の三つ巴でした。
下記の図は、デュエルキング到達までの、ランク戦143戦分の対戦分布を集計したグラフです。
【古代の機械】、【コアキメイル】、【恐竜】が環境に多いと推測した上で、以下の2点を意識しました。
①環境に強いメタカードを採用しやすいデッキであること
②型バレしていないことによる初見殺しで勝ちを拾いやすくすること
まず、初見殺しのメインギミックである疾風の暗黒騎士ガイア、混沌の場、帝王の轟毅、波紋のバリア -ウェーブ・フォース-で12枚が埋まりました。
そして、【古代の機械】、【恐竜】メタとして、帝王の轟毅と相性の良いスカルマイスターが3枚入りました。
合わせて、帝王の轟毅と相性が良く、【コアキメイル】に強いクリボールが入りました。
これにより、疾風の暗黒騎士ガイアのサーチ先として、手札誘発のモンスターをコストにできることからカオス・ソルジャー -宵闇の使者-を1枚採用しました。
最後に、【コアキメイル】に強く、苦手な【ワイルドマンビート】へのメタとして、疾風の暗黒騎士ガイアとシナジーのあるエネミーコントローラーを入れて構築が完成しました。
今後は、仮に型バレするようなことがあれば、帝王の轟毅発動後に攻撃されるケースが減ると推測できるので、そこをむしろ活かすようなカードが採用できれば面白いかなと思います。
採用カード解説
カードの採用理由を詳しく解説します。
疾走の暗黒騎士ガイア
効果モンスター
星7/光属性/戦士族/攻2300/守2100
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):リリースなしで召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
(3):このカードがリリースされた場合に発動できる。
デッキから「カオス・ソルジャー」モンスター1体を手札に加える。
デッキの核になるモンスターです。
混沌の場(カオス・フィールド)でサーチできるため、初期手札に握れる確率が高いです。
まず、妥協召喚により、通常召喚できるモンスターでありながら、帝王の轟毅のコストにできたり、粉砕の恩恵を受けることができます。
裏側表示から反転召喚すると、ステータスが元に戻るため、環境に多いバージェストマ・カナディアに強い側面を持ちます。
帝王の轟毅や、エネミーコントローラーでリリースされることにより、デッキからカオス・ソルジャー -宵闇の使者-をサーチできます。
自身が光属性モンスターなので、闇属性モンスターには、帝王の轟毅のドローと相性が良いクリボール、スカルマイスターを採用しています。
帝王の轟毅
速攻魔法
(1):自分フィールドのレベル5以上の通常召喚された表側表示モンスター1体をリリースし、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
属性を1つ宣言して発動できる。
フィールドの全ての表側表示モンスターは、
ターン終了時まで宣言した属性になる。
発動条件がやや特殊ですが、疾走の暗黒騎士ガイアを妥協召喚するだけで、コストにすることができます。
効果がややわかりづらいですが、通常魔法や通常罠といったカードにチェーンして、その効果を無効にすることができます。
禁じられた聖杯 + 魔宮の賄賂のような感じのカードで、非常に強力です。
このデッキのコンセプトである「波紋のバリア -ウェーブ・フォース-を通しやすくし、デュエルに勝つ」を遂行するためのキーカードです。
相手の局所的ハリケーン、コズミック・サイクロンといったバック干渉や、コアキメイル・マキシマム、古代の機械熱核竜の効果を無効にしてしまうことで、波紋のバリア -ウェーブ・フォース-を守り、発動機会の増加を助長します。
このカードの発動で、場の疾走の暗黒騎士ガイアがリリースされることにより、発動条件まで満たすことができ、相性抜群です。
疾走の暗黒騎士ガイアは、リリース時にサーチ効果を使えるため、相手の通常魔法などを無効にした場合、3:2効果となり、アドバンテージを稼ぐことが可能です。
そもそもの効果が強力なため、波紋のバリア -ウェーブ・フォース-とセットで運用するだけでなく、カオス・ソルジャー -宵闇の使者-を効果の対象から守ったり、コアキメイルの金剛核などの相手のキーカードを無効にするなど、色々な用途があります。
エネミーコントローラー
速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の表側表示モンスターの表示形式を変更する。
●自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
デッキの構成上、数を増やしていたワイルドマンビートに弱かったため、対策札として採用しました。
疾走の暗黒騎士ガイアのリリーストリガーとしての側面も持ち合わせます。
また、対戦相手によっては腐る可能性があるスカルマイスターを能動的に墓地へ送り、カオス・ソルジャー -宵闇の使者-の召喚コストを無駄なく揃えるのにも使えます。
波紋のバリア -ウェーブ・フォース-
通常罠
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
効果を使えさえすれば、最強の除去カードであることは周知の事実です。
しかし、攻撃宣言時まで待ってくれる環境ではなくなってきたので、発動することが難しくなってきています。
今回、帝王の轟毅の「場を開けつつ、相手のカード効果を無効化する」という特徴と見事なシナジーを形成することに気がつき、採用に至りました。
他の攻撃反応罠である、分断の壁や次元幽閉でももちろん採用の価値は高いです。
しかし、最も発動時のリターンが大きく、相手へのダメージが大きいのは間違いなく波紋のバリア -ウェーブ・フォース-です。
【カオスガイア】で勝てた理由
大きく分けて3つあるので、詳しく解説していきます。
①波紋のバリア -ウェーブ・フォース-が刺さる
【古代の機械】、【コアキメイル】は、専用のサポートカードによって、自身のモンスターに破壊耐性や対象耐性を付与できるという特徴があります。
また、【恐竜】の台頭により、破壊耐性・対象耐性のあるモンスターをメインに据えるデッキが増えたのも事実です(【陽炎獣】など)。
このように、破壊耐性・対象耐性のあるモンスターが増えた中で、対象を取らないデッキバウンスという除去は、最も効果的です。
また、【アマゾネス】などのビートダウンデッキに対して、攻撃反応罠は有効であり、有利にデュエルを進めることができます。
②バージェストマ・カナディアに強い
環境で採用率の高い妨害札といえば、バージェストマ・カナディアですよね。
デッキの主力である疾風の暗黒騎士ガイアは、裏側表示になると、妥協召喚時のステータスが元に戻るため、反転召喚に成功すれば攻撃力2300アタッカーとして運用できます。
粉砕時は打点2600で殴ることが可能になります。
また、守備力が2100もあるため、守備表示でも安易に抜かれません。
また、バージェストマ・カナディアと同じく採用率の高い底なし落とし穴に対しても、疾風の暗黒騎士ガイアをリリース召喚する、エネミーコントローラーを使うなどで対策可能です。
③環境中位や害悪デッキに強い
何十戦もデュエルをするランク戦において、環境トップのデッキだけでなく、その他のデッキとも数多くマッチングすることになります。
【カオスガイア】は、苦手とするデッキがほとんどなく、すべてのデュエルで本領発揮できます。
・【沈黙魔導】:打点で力負けしない。波紋のバリア -ウェーブ・フォース-が刺さる。
・【アマゾネス】:打点で勝る。波紋のバリア -ウェーブ・フォース-が刺さる。
・【ネフユベル】:スカルマイスター、帝王の轟毅、波紋のバリア -ウェーブ・フォース-が刺さる。
・【バーン】:帝王の轟毅が刺さる。
・【青眼】:帝王の轟毅、波紋のバリア -ウェーブ・フォース-が刺さる。
さらに、【トゥーン】や【デッキ破壊】などの害悪デッキに対しても、相手のキーカードを帝王の轟毅で効果を無効化していけば良いので、むしろカモにすることすら可能です。
このように、環境トップ以外からもしっかり勝ちを拾うことができます。
デッキ全体がシナジーを織りなしており、使って楽しいデッキです。
ぜひ組んで回してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。