こんにちは、リバです。
今回は、遊戯王デュエルリンクスの環境上位デッキである【六武衆】のデッキ解説をしていきます。
この記事を読むことで得られるものは、以下の通りです。
- 【六武衆】についての理解
- 【六武衆】を自ら構築できるようになる思考
- 【六武衆】の対策方法
読者自身にとって、理想の【六武衆】を構築することができるように記事を執筆致しました。
また、【六武衆】の対策方法・有利なデッキについても解説しています。
デッキ構築論
サンプルデッキレシピ
メインデッキ
EXデッキ
基本戦略
真六武衆-シエンをデュエル序盤に召喚することを目指し、真六武衆-シエンの効果で魔法・罠カードを無効化しながら盤面を制圧します。
加えて、真六武衆-キザンといった特殊召喚効果を持つモンスターや紫炎の道場、六武衆の荒行といった展開サポートカードが存在するため、高い展開力を活かし、ライフポイントを早期に削りにいく動きも狙っていきます。
六武衆の結束を展開に絡ませることで、真六武衆-シエンを出すことによるボードアドバテージの損失を補いつつ、妨害札を加えることで鉄壁の布陣を敷くことができます。
スキルについて
【六武衆】は、スキルを環境や自分のスタイルに合わせて柔軟に選択しやすいです。
オススメのスキルをご紹介します。
絆の力
ターン終了時まで、自分のフィールド上の表側表示モンスター全ての攻撃力を自分フィールド上のモンスターの数×100ポイントアップする。このスキルは1ターンに1度しか使用できない。
複数展開が得意な六武衆と相性がとても良いです。ワンキルに関与したりと、最も汎用性が高いです。
打点が不足しがちなデッキでもあるため、弱点を補う意味でも有意義なスキルの1つです。
墓所封印
次の相手ターン終了時までお互いに墓地のカードを除外できず、墓地からモンスターを特殊召喚できない。このスキルはデュエル中に1度しか使用できない。
環境が高速化する中で墓地利用するデッキが増え、環境メタとして活躍できるスキルです。
魔法・罠カードを妨害できる真六武衆-シエンと合わせることで、隙のない布陣を作ることができます。
粉砕!
このターン中、自分フィールド上の表側表示モンスター全てのレベル5以上のモンスターの攻撃力を自分フィールド上のレベル5以上のモンスターの数×300ポイントアップする。このスキルはターンに1度しか使用できない。
真六武衆-シエンの打点を一気に上昇できます。六武衆の師範を採用する場合に活かしやすいスキルです。
最近のトレンドでもあります。
採用カード解説:モンスター編
【六武衆】は、採用モンスターの選択肢の多いデッキです。
真六武衆-キザン
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 500
(1):自分フィールドに「真六武衆-キザン」以外の「六武衆」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドにこのカード以外の「六武衆」モンスターが2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は300アップする。
場に他の六武衆モンスターが存在するだけで、手札から特殊召喚できます。
影六武衆-フウマと合わせて真六武衆-シエンを出す展開や、下級モンスターを並べてライフポイントを削りにいく展開にも関与するため、3枚推薦のカードです。
六武衆の結束を絡めて展開した際に、ドローで引けたときの宇宙感も素晴らしいです。
真六武衆-エニシ
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守 700
自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
1ターンに1度、自分の墓地に存在する
「六武衆」と名のついたモンスター2体をゲームから除外する事で、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
また、自分フィールド上に「真六武衆-エニシ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
誘発即時効果のバウンス効果を持っている強力なモンスターです。真六武衆-シエンの効果でカバーできない高打点、強力な効果持ちモンスターを除去することができます。
このカードの存在があるために、相手は迂闊に影六武衆-フウマを破壊することができません。
影六武衆-フウマの自爆特攻から真六武衆-エニシを出し、バウンス効果からトドメを刺すことも多々あります。
影六武衆-フウマ
チューナー・効果モンスター
星1/風属性/戦士族/攻 200/守1800
(1):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「影六武衆-フウマ」以外の「六武衆」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分フィールドの「六武衆」モンスター1体のみが効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
チューナーでありながら、リクルートを効果を持っているため、どんな局面でも活躍できるカードです。紫炎の道場で楽にデッキから出すことができます。
リクルート効果は、真六武衆-エニシを展開してバウンス効果を使ったり、影六武衆-キザルを展開してサーチ効果を狙うなど、使い方の幅が本当に広いです。
六武衆の真影
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻 500/守2000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「影六武衆」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分の墓地からレベル4以下の「六武衆」モンスター1体を除外して発動できる。
ターン終了時まで、このカードの属性・レベル・攻撃力・守備力は、除外したそのモンスターと同じになる。
単体のスペックはそこまで高くありませんが、実質4枚目以降の真六武衆-キザンとして運用できます。特殊召喚しやすいモンスターであるため、カウンターを稼ぐのにも貢献します。
真六武衆-シエンを初動で出す確立を上げるなら、必須の1枚です。
真六武衆-カゲキ
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札からレベル4以下の「六武衆」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「真六武衆-カゲキ」以外の「六武衆」モンスターが存在する場合、
このカードの攻撃力は1500アップする。
場にモンスターを並べやすくなるため、カウンターを貯めやすいです。自身のパンプアップの有無によって、六武衆の荒行から影六武衆-フウマ・真六武衆-エニシをリクルートできます。
影六武衆-キザルと相性が良いです。影六武衆-キザルのサーチ効果を使えるだけでなく、絆の力を発動すれば2100 + 1900でワンキルも狙えます。
影六武衆-キザル
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1900/守1000
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールドに存在する属性以外の「六武衆」モンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):自分フィールドの「六武衆」モンスター1体のみが効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
影六武衆-フウマのリクルートからサーチ効果を使いアドバンテージを獲得できます。
このカードを採用するだけで、ワンキル性能が上がります。真六武衆-キザン、真六武衆-カゲキ、真六武衆-エニシのどのモンスターと組んでも、絆の力を発動すれば合計打点が4000を超えることができます。
採用カード解説:魔法・罠編
紫炎の道場
永続魔法
(1):「六武衆」モンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを1つ置く。
(2):武士道カウンターが置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。
このカードに置かれていた武士道カウンターの数以下のレベルを持つ、
「六武衆」効果モンスターまたは「紫炎」効果モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
リミット2に指定されましたが、確実に2枚投入したいカードです。
基本的には影六武衆-フウマを出すことが優先されますが、カウンターの数によっては、真六武衆-カゲキやレベル4六武衆モンスターを出すこともでき、パズル的要素を持ったカードです。
六武衆の結束
永続魔法
(1):「六武衆」モンスターが召喚・特殊召喚される度に このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
(2):武士道カウンターが置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。 このカードに置かれていた武士道カウンターの数だけ、自分はデッキからドローする。
六武衆の結束を採用することのメリットは、以下の通りです。
- シンクロ召喚によるディスアドバンテージを相殺する
- ドローカードで盤面強化
- 先行:真六武衆-シエン + 複数伏せでパーミッション
- 後攻:真六武衆-シエン召喚後、ドローで真六武衆-キザンを獲得しワンキル
採用しない点が見つからない1枚です。
3枚積みでも良いですが、ドローソースでドローソースを引くのが弱いと判断する方もいると思うので要調整です。
六武派二刀流
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターが、表側攻撃表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体のみの場合に発動する事ができる。
相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して持ち主の手札に戻す。
相手の場のカードを2枚バウンスできるので、強力な妨害札となるだけでなく、デュエルの早期決着にも貢献します。
発動条件がややきついですが、真六武衆-シエンと合わせるだけで十分強いので、そこまでデメリットにはなりません。
EXデッキ
真六武衆-シエンと出し分けられる幻層の守護者アルマデスは必須級の1枚です。
【六武衆】が出しやすいシンクロモンスターは、5と9なので、ミストウォームは面白いです。また、ミストウォームが出せる盤面というのは、影六武衆-リハンが出せる盤面でもあり、チューナーがいなくても出せる影六武衆-リハンは間違いなく欲しいです。
残りの枠ですが鬼岩城などの万能なシンクロモンスターが良いでしょう。
【六武衆】対策
【六武衆】の対策について、カードとスキルで紹介していきます。
対策カード
真六武衆-シエンが魔法・罠カードを無効化してくるため、モンスター効果を有効に使いたいところです。
サイファー・スカウター
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻1350/守1800
このカードが戦士族モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
このカードの攻撃力・守備力は、そのダメージ計算時のみ2000ポイントアップする。
【六武衆】は、基本的に戦士族モンスターで戦うデッキなので、実質ATK3350/DEF3800のモンスターとなり、一方的に戦闘破壊を行うことができます。
シンクロを用いて、他の種族のモンスターを展開された際には注意が必要です。
カラクリ忍者 参参九
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻1200/守1200
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードがリバースした時、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して墓地へ送る。
また、このカードがリバースしたターン、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
リバース効果は、破壊ではなく墓地へ送るなので、真六武衆-シエン・影六武衆の破壊耐性に関係なく除去が可能です。
セットして使っていくので、真六武衆-エニシで事前にバウンスされる心配もありません。
サイファー・スカウターよりも、より広い範囲のデッキに対しても有効に使っていけるカードです。
クリボール
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その攻撃モンスターを守備表示にする。
(2):儀式召喚を行う場合、必要なレベル分のモンスターの内の1体として、
墓地のこのカードを除外できる。
真六武衆-シエンの効果の範囲外で妨害できる貴重なカードです。
また、真六武衆-シエンの守備力は1400と低いので、その後の戦闘突破にもつながります。
六武派二刀流で場をめくられても、手札にクリボールを握っていれば即死せずに済みます。
汎用性が高く、どんなデッキにも組み込めるカードという点も強みの1つです。
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム
特殊召喚・効果モンスター
星8/炎属性/悪魔族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
相手フィールドのモンスター2体をリリースした場合に相手フィールドに特殊召喚できる。
このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚できない。
(1):自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。
効果破壊が難しい真六武衆-シエンを、リリースという形で除去してしまえます。
また、【六武衆】には、真六武衆-シエン + 真六武衆-エニシという強力な布陣がありますが、このカード1枚で崩すことができます。
最近の環境では、【ネオス】など他の環境デッキにも刺さります。
バージェストマ・カナディア
通常罠
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。
このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、
フィールドから離れた場合に除外される。
【六武衆】は、真六武衆-シエンのシンクロ召喚を狙うデッキなので、シンクロ召喚を妨害できるバージェストマ・カナディアは活躍が期待できます。
同じ理由で、底なし落とし穴も効果的です。
あらゆるデッキに投入でき、どんなデッキを相手にしても活躍できるカードでもあります。
対策スキル
墓所封印
次の相手ターン終了時までお互いに墓地のカードを除外できず、墓地からモンスターを特殊召喚できない。このスキルはデュエル中に1度しか使用できない。
【六武衆】は、墓地の影六武衆による破壊耐性や、真六武衆-エニシのバウンス効果など、墓地除外を多用するデッキでもあります。
それらの効果をまとめて無効化できるため、墓所封印を発動すれば攻めの通りが非常に良くなります。
発動機会をしっかり定め、有利な展開に持ち込みましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。