【デュエルリンクス】ライトニング・ボルテックス【カード解説】

この記事では、遊戯王デュエルリンクスの《ライトニング・ボルテックス》について解説していきます。

カード解説

カード情報

《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》

効果通常魔法
カードテキスト

①:手札を1枚捨てて発動できる。相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

強みと特徴

《ライトニング・ボルテックス》の強みは以下の通りです。

  1. 対象を取らない
  2. 複数のモンスターを除去できる魔法カード

①対象を取らない

ライボルを発動したタイミングでは、破壊する対象を選択しません。

したがって、効果処理を行うタイミングで存在する相手の表側表示モンスターを全て破壊できます。

チェーンの処理は以下の通りです。

例:相手フィールドに《青眼の精霊龍》が存在する場合

  1. 手札コストを捨ててライボルを発動
    →この時点で破壊対象は選択していない
  2. ライボルの発動にチェーンして、精霊龍の『EXから光ドラゴンを特殊召喚する効果』を発動
    →チェーン1:ライボル、チェーン2:精霊龍
  3. チェーン2の精霊龍の効果を処理→EXデッキから銀龍を特殊召喚
  4. チェーン1のライボルの効果を処理→このタイミングで表側表示で存在するモンスターを全て破壊する(銀龍を破壊)

 

「対象に取る効果」と「対象に取らない効果」の違いは以下の通りです。

  • 対象に取る効果→効果を発動するタイミングで存在するカードに対して適用
  • 対象に取らない効果→効果を処理するタイミングで存在するカードに対して適用

ライボルは後者の対象を取らない効果なので、表側表示であれば確実に相手モンスターを破壊することができます。

②複数のモンスターを除去できる魔法カード

1枚で複数体のモンスターを除去できる数少ないカードです。

ライボル以外で複数体のモンスターを除去できるカードには罠が多く、また、発動条件に大きな縛りがあります。

  • 狡猾な落とし穴
    →墓地に罠カードが存在すると発動できない
  • つり天井
    →フィールドに4体以上のモンスターがいないと発動できない
  • ウェーブ・フォース
    →相手の直接攻撃時にしか発動できない

ライボルは手札を1枚捨てる代わりに、発動条件の縛りがなく、魔法カードなので引いたターンにすぐ使用することができます。

Tips .その他の特徴

  • 青眼や月光、ガイアに対して強い→対象を取らないため、精霊龍のリリース効果を無視できる、対象を取らずサーベルダンサーを破壊できる、手札のガイアソルジャーの効果を無視できる、といった強さがあります。
  • HEROと相性がよい→ディバインガイを手札コストにすることで、ディバインガイを墓地に送りつつ手札を減らすことができるため、ドロー効果の発動が容易になります。
  • 月の書に弱い→破壊対象が表側表示のモンスターのみなので、ライボルの発動にチェーンして月の書でモンスターを裏側守備表示にされると、そのモンスターを破壊することができません。

総括

手札コストを必要とするため、ある程度採用デッキは選ぶカードです。

ですが、デメリットのない対象を取らない全体除去カードは非常に強力です。

インフレが進むリンクスにおいても、汎用性の高い全体除去カード(ブラックホール、サンダーボルト、ライトニングストームなど)はなかなか実装されないと思うので、1〜2枚持っておくと便利ではないでしょうか。

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