この記事では、ExcelのLOWER関数について解説します。
目次
使い方
書式:LOWER(引数1:文字列)
引数1の文字列を小文字に変換する関数です。
- 引数1が大文字の英字の場合:小文字の英字に変換される
- 引数1がひらがな、カタカナ、漢字、数字、記号の場合:変換されない
以下に、関数の使用例を紹介します(※MacOS版アプリを基に手順を作成)。
使用例
以下の表では、『原文』列に変換前の文字列が入力されています。
『変換後』列にて、『原文』列のセルに対してLOWER関数を適用します。
1.『変換後』列のセルを選択→「=LOWER」を入力
↓『変換後』列のセルを選択し、「=LOWER」を入力します。
補足:セル選択→「数式」タブを開く→「関数の挿入」→「LOWER」→「関数の挿入」をクリックでも入力可能
2.引数に『原文』列のセルを選択
↓LOWER関数の引数として、『原文』列のセルを選択します。
3.結果の確認
↓①の『原文』列のセルの文字列『ABC』が『abc』に変換されました。
↓オートフィルやコピー&ペーストで、②〜⑤の『変換後』セルにもLOWER関数を適用します。
↓②〜⑤の『原文』列のセルは、大文字の英字でないため、変換されませんでした。
Tips.ひらがな、カタカナは小さい文字(捨てかな)に変換されない
例では③が該当します。
ひらがな『やゆよ』は、小さい文字『ゃゅょ』に変換されませんでした。
UPPER関数については、以下の記事を参照ください。
Mac標準の表計算アプリ「Numbers」のLOWER関数については、以下の記事を参照ください。