この記事では、ExcelのROUND関数について解説します。
目次
使い方
書式：ROUND（引数1：数値, 引数2：桁数）
引数1の数値を引数2の桁数で四捨五入する関数です。
引数2の桁数の指定方法は、以下の通りです。
- 正の数：小数点以下のうち、引数2の桁数までを残して四捨五入します（指定した桁数の1つ下の桁の数値を四捨五入）。
例）=ROUND(1234.5678, 2) → 『1234.58』が返されます。
※小数点以下第三位の数値『7』を四捨五入 - 0：小数点以下第一位の数値を四捨五入します（結果は整数になります）。
例）=ROUND(1234.5678, 0) → 『1235』が返されます。
※小数点以下第一位の数値『5』を四捨五入 - 負の数：整数部分のうち、引数2の桁数で四捨五入します。
例）=ROUND(1234.5678, -2) → 『1200』が返されます。
※整数部分2桁目の数値『3』を四捨五入
以下に、関数の使用例を紹介します（※MacOS版アプリを基に手順を作成）。
使用例
以下の表では、『元値』列に小数の数値が入力されています。
『四捨五入後』列にて、『元値』列のセルに対してROUND関数を適用します。
1．『四捨五入後』列のセルを選択→「=ROUND」を入力
↓『四捨五入後』列のセルを選択し、「=ROUND」を入力します。
補足：セル選択→「数式」タブを開く→「関数の挿入」→「ROUND」→「関数の挿入」をクリックでも入力可能
2．引数を選択
↓ROUND関数の引数として、以下を選択します。
- 引数1：『元値』列のセル
- 引数2：『桁数』列のセル
3．結果の確認
↓①では、小数『1234.5678』の小数点以下第二位まで残るように、小数点以下第三位の数値『7』で四捨五入し『1234.57』が返されました。
↓オートフィルやコピー&ペーストで、②③の『四捨五入後』セルにもROUND関数を適用します。
↓②③の結果は、以下の通りになりました。
- ②：小数『1234.5678』の小数点以下第一位の数値『5』で四捨五入し、『1235』が返却された
- ③：小数『1234.5678』の整数部分2桁目の数値『3』で四捨五入し、『1200』が返却された
Mac標準の表計算アプリ「Numbers」のROUND関数については、以下の記事を参照ください。
