【初心者向け】リンク召喚のルールをわかりやすく解説!復帰勢・マスターデュエルにオススメ

この記事では、リンク召喚のルールについて初心者向けに解説しています。

「リンク召喚が複雑でわからない…。」

「OCGに復帰したけどルールが意味不明…。」

「リンクモンスターの出し方を知りたい…。」

上記のような読者を想定して記事を作成しました。復習する方にもおすすめです。

 

リンク召喚についてマスターする手助けができれば幸いです。

記事の要点

  1. リンクモンスターについて:レベルやランクを持たないEXデッキから特殊召喚するモンスター
  2. リンク召喚の方法:リンクの数に合わせてフィールドから素材を墓地へ送る
  3. ルールの変更について:融合・シンクロ・エクシーズモンスターの召喚にリンクマーカーは関係ない

 

※2022年2月4日追記:リンク召喚ができない原因について

リンク召喚のルール解説

まずは、リンク召喚のルールを解説します。

1.リンクモンスターの特徴

リンクモンスターのカードデザインはこちらです。

リンクモンスターの特徴を2点解説します。

①LINKとリンクマーカーについて

カードの右下にLINK、モンスター絵の周りにリンクマーカーが存在します。

《天空神騎士ロードパーシアス》の場合、LINKが「3」、リンクマーカーが「左下・下・右下」の3方向に向いているリンクモンスターと説明することができます。

②守備力がない

リンクモンスターには守備力という概念がありません。

よって、守備表示にすることができず、表示形式を変更する効果(《月の書》など)を受けません。

2.リンク召喚の方法

①召喚条件とLINKの数を参照

LINKの数だけフィールドの表側表示のモンスターをリンク素材として墓地へ送ることで、リンク召喚することができます。

リンク素材は召喚条件によって指定されています。

召喚条件は種族の下に書かれています。

《天空神騎士ロードパーシアス》の場合、LINK「3」なので召喚条件「天使族モンスター2体以上」を満たすようにフィールドの天使族モンスター「3体」をリンク素材として墓地へ送ることでリンク召喚が可能です。

※リンク召喚例

※なぜ召喚条件が「3体」ではなく、わざわざ「2体以上」と記載されているのかについては、③にて後述しています。

②召喚場所

1体目のリンクモンスターは「エクストラモンスターゾーン」へ出します。

2体目以降のリンクモンスターは、既にフィールドに存在しているリンクモンスターのリンクマーカーが向いているメインモンスターゾーンへ出すことができます。

 

1体目のリンクモンスター《代行者の近衛ムーン》のリンクマーカーは「右下」に向いているため、そのマーカー先に2体目の《天空神騎士ロードパーシアス》をリンク召喚できます。
上記の制約により、リンクモンスター以外のモンスターに関してもリンクマーカーの向きに注意して場所を選択して展開する必要があります

③リンクモンスターを素材とする場合

素材とするリンクモンスターのLINKの数をリンク素材の数として扱うことも可能です。

つまり、LINK「2」のリンクモンスターは「2体」分のリンク素材としても扱うことができます。

このポイントがリンク召喚を複雑にしているので、具定例を踏まえて詳しく解説します。

 

前述した通り、

LINK「3」の《天空神騎士ロードパーシアス》をリンク召喚する場合、召喚条件「天使族モンスター2体以上」を満たすようにフィールドの天使族モンスター「3体」をリンク素材として墓地へ送ることでリンク召喚できました。

 

このリンク素材にLINK「2」&天使族の《代行者の近衛ムーン》を含めた場合、

《代行者の近衛ムーン》を「2体」分の天使族のリンク素材と扱うことができるため、フィールドのLINK「2」《代行者の近衛ムーン》と天使族モンスター「1体」をリンク素材として墓地へ送ることで、LINK「3」&召喚条件「天使族モンスター2体以上」を満たすことができます

Tips.リンクモンスターは「1体分」または「LINKの数分」のリンク素材として扱える

(例)LINK「2」の《代行者の近衛ムーン》をリンク素材とする場合、

  1. 1体分のリンク素材として扱う(通常のモンスターと同じ扱い)
  2. 2体分のリンク素材として扱う(LINK「2」なので)

上記の2パターンから選択することができます。

④応用:エクストラリンクについて

自身のリンクモンスターが相互リンクで繋がることでエクストラリンクが完成します。

相互リンクとは、リンクモンスター同士が互いのリンクマーカーを指している状態です。

↑の画像のように相互リンクをつなげることで、2ヵ所のエクストラモンスターゾーンを1人のプレイヤーが両方使用する状態、つまりエクストラリンクを完成させることができます。

リンク召喚ができない原因を解説

デュエルの最中、意図したリンク召喚ができなかった(できないことを指摘された)経験があると思います。

およそ、リンク召喚ができない主な原因は以下の3つが考えられます。

  1. 素材やリンクマーカーの数が合っていない
  2. 空きのモンスターゾーンにリンクマーカーが向いていない
  3. 何かしらの制約が発生している

以下に原因の具体例を紹介します。

①素材やリンクマーカーの数が合っていない

↓以下の状況では、LINK「3」のリンクモンスターは特殊召喚できません。

②空きのモンスターゾーンにリンクマーカーが向いていない

リンクモンスターはエクストラモンスターゾーンまたはリンクマーカーが向いているモンスターゾーンに特殊召喚できます。

↓以下のように、空きのモンスターゾーンにリンクマーカーが向いていない場合は、《鉄獣戦線フラクトール》のリンクモンスターを特殊召喚する効果を使用できません(《転生炎獣アルミラージ》をリリースしてフィールドを空ける必要があります)。

③何かしらの制約が発生している

特殊召喚に関する制約や素材にできない制約などによってリンク召喚できない場合があります。

例えば、【鉄獣戦線】の共通効果を使用したターン、獣・獣戦士・鳥獣族しかリンク素材にできません。

↓以下の状況では、《鉄獣戦線フラクトール》の制約によってサイバース族の《転生炎獣アルミラージ》をリンク素材にできないため、《召命の神弓−アポロウーサ》や《アクセスコード・トーかー》をリンク召喚することはできません。

リンク召喚ができない場合は、
  • 素材の数
  • リンクマーカーの向き
  • そのターンに使用したカード効果や素材となるモンスターの制約、リンク召喚するモンスターの召喚条件
をあらためて確認してみましょう。

ルールの変更について

2020年4月1日に新マスタールールが改訂され、リンク召喚に関するルールが変更となりました。

Tips.ルール改定の概要

【改訂前のルール】

  • エクストラデッキから特殊召喚する全てのモンスターは、エクストラゾーンまたはリンクモンスターのリンクマーカーが向いているメインモンスターゾーンに特殊召喚する。

【改定後のルール】

  • エクストラデッキから特殊召喚するペンデュラムモンスターとリンクモンスターは、エクストラゾーンまたはリンクモンスターのリンクマーカーが向いているモンスターゾーンに特殊召喚する。
  • 融合・シンクロ・エクシーズモンスターは、エクストラモンスターゾーンまたはメインモンスターゾーンに特殊召喚できる。

 

ルールの改訂により、リンクモンスターのリンクマーカーを参照するのはエクストラデッキから特殊召喚するペンデュラムモンスターとリンクモンスターのみとなったためルールがわかりやすくなりました。

融合・シンクロ・エクシーズモンスターはリンクマーカーの縛りから解放されたことに加えて、エクストラモンスターゾーンも使用することができるようになりました。

4.まとめ

  • リンクモンスターの特徴:リンクマーカーの存在、守備力の概念がない
  • リンクモンスターの召喚条件、出す場所
  • リンクモンスターをリンク素材とする場合の考え方
  • 2020年4月のルール改訂

以上を理解することでリンク召喚のルールは網羅できると思います。

この記事が遊戯王OCG初心者の方や復帰勢の方、マスターデュエルをプレイする方の参考になれば嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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