2023年8月現在、さまざまなモデルのiPadシリーズが発売されています。
しかし、ラインナップが増えることで、どのモデルを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。
その中で、もし、1つのモデルを万人に推薦するならば、「iPad Air」がその筆頭となるでしょう。
特に、以下のような方に向いているといえます。
- PCライクに使って作業したい方
- iPadをPCのサブ機として使いたい方
- 勉強時のノートとして使いたい方
この記事では、「iPad Air」をオススメする理由を詳しく解説します。
※本記事で比較を行なっている各iPadの世代は、以下の通りです。
- iPad Air:第5世代
- iPad Pro:11インチ第4世代
- 無印iPad:第10世代
- iPad mini:第6世代
どのiPadを購入すべきか迷った場合は、「iPad Air」がオススメ
前提としてオススメできない方
以下のような方は、他モデルの検討をオススメします。
-
プロのレベル感でイラストを描きたい方:
→iPad Proが適切です。ProMotionテクノロジー対応でiPad Airより滑らかに描写できます。 -
ネットサーフィンや動画閲覧がメインの方
→無印iPad、またはiPad miniが適切です。iPad Airではオーバースペックといえます。 -
iPadで高画質な写真・動画撮影をしたい方
→iPad Proが適切です。超広角カメラを搭載したデュアルカメラで、iPad Airよりも高画質に撮影することができます。
1.iPad Airはインプット・アウトプットどちらにも使用可能
iPad Airはインプット・アウトプットどちらにおいても、十分な性能を発揮します。
インプットにおいては、10.9インチの画面で、読書や動画視聴において十分な大きさです。
アウトプットでは、M1チップによる処理性能の高さや、Magic Keyboardやマウスの接続によりPCライクに作業をこなすことが可能です。
例えば、以下のような作業を行うことができます。
- Excelなどの表計算アプリの使用や書類作成
- 画像・動画編集
- ブログ記事作成
また、Apple Pencilの使用により手書きメモやノート作成、イラスト制作も可能です。
上記のように、チップの性能、画面の大きさ、アクセサリーの充実度など、iPad Airはインプット・アウトプットどちらにおいても十分な性能を発揮します。
2.アクセサリー、外部インターフェースが優秀
iPad Airは、アクセサリーや外部インターフェースの面で、以下のように優秀です。
- Apple Pencil第2世代に対応:無印iPadは未対応
-
Magic Keyboard、Smart Keyboardに対応:無印iPad、iPad miniは未対応
※無印iPadは、Magic Keyboard Folioに対応
上記は、ハイエンドモデルのiPad Proと同様の仕様になります。
アクセサリーの選択肢が多いため、用途に併せてカスタマイズしやすいです。
3.iPad Airはコスパが高い
価格を考慮した際、iPad Airはコスパが高いといえます。
価格は以下の通りです。
※2023年8月時点。すべてWi-Fiモデルかつ256GBでの価格です。
iPadモデル(256GB) | 価格 |
---|---|
iPad Pro(11インチ) | ¥140,800 |
iPad Air | ¥116,800 |
無印iPad | ¥92,800 |
iPad mini | ¥102,800 |
以下はiPad Proを除いた場合の比較です。
※2023年8月時点。すべてWi-Fiモデルかつ64GBでの価格です。
iPadモデル(64GB) | 価格 |
---|---|
iPad Air | ¥92,800 |
無印iPad | ¥68,800 |
iPad mini | ¥78,800 |
iPad Proとのコスパ比較
iPad Airは、iPad Proと比較して¥24,000安くなっています。
主にチップ、カメラおよびディスプレイの性能に差がありますが、どちらのチップもアップルシリコンであり、アクセサリーやインターフェースも同じため、使い勝手としてはほとんど差がなく、¥24,000の投資は高いといえるかもしれません。
カメラやディスプレイの性能によほどこだわりがない場合は、iPad Airで十分といえます。
無印iPadとのコスパ比較
次に、無印iPadと比較して¥24,000高いですが、投資に見合った差であるといえます。
まず、無印iPadのチップはA14 Bionicとなっていますが、これはiPhone12シリーズと同じチップで日常使いで困らない性能ですが、iPad AirのM1チップと比較すると差があるのは明らかです。
ディスプレイも、無印iPadはsRGBの色空間に対し、iPad AirはP3の色空間に加え反射防止コーティングに対応しています(P3はsRGBの色空間を全カバーした上でさらに広く色を表現します)。
また、特に大きな差はアクセサリーであり、Apple Pencil第2世代に対応しているかどうかは大きい差であるといえます。
無印iPadが対応しているApple Pencil第1世代は、充電方法や保管方法がスマートでなく、できるだけ避けたいところです。
以上のことから、iPad Airは性能に対する価格が絶妙であり、コストパフォーマンスが高いといえるのではないでしょうか。
まとめ
iPad Airは価格と性能のバランスが良いため、1台だけ選ぶなら間違いなくおすすめのモデルです。
iPadのエントリーモデルは無印iPadかもしれませんが、少し投資してでもiPad Airを選ぶことをおすすめします。
用途によって、iPad ProやiPad miniなどを選ぶこともありますが、iPad Airはどの用途にも対応できる汎用性の高いモデルです。
この記事がiPad Airの購入を検討している方の参考になれば幸いです。