近年、詐欺メールや迷惑メールの質が上がり、一見すると正規のメールと見分けがつかなくなってきています。
この記事では、詐欺メールを見分ける方法と、詐欺メールのリンクを開いてしまった場合の対処法について紹介します。
詐欺メールの質が上がり、見分けづらくなっている
年々詐欺師たちの手口が巧妙化し、詐欺メールのデザインや文章が正規のメールに酷似したものになっており、一般ユーザーには見分けが難しいものが増えています。
最近では、「Amazon」や「えきねっと」のサービスを偽った巧妙な詐欺メールが増えているようです。
↓筆者も以下のような詐欺メールを受信することがあります。
このような状況で、どのようにして詐欺メールを見分けることができるのでしょうか。
詐欺メールを見分ける方法
1.送り主のメールアドレスを確認する
詐欺メールは、送り主のメールアドレスが正規のものと異なっています。
↓例えば、先ほどのAmazonを偽った詐欺メールでは、以下のようなメールアドレスとなっています。
本来、Amazonの正規メールでは、「〜@amazon.co.jp」から送信されるはずです(日本版の場合)。
怪しいなと思うメールを受信したら、メールアドレスをよく見て、送り主が信頼できるかどうか判断しましょう。
2.本文の文言や表現に注意する
詐欺メールでは、緊急性を煽るような文言や、個人情報やパスワードの入力を求めるような表現が使われることがあります。
正規のメールでは、このような文言は使用されませんので、不自然な表現や文言に注意しましょう。
また、文章に誤字脱字や文法ミスが含まれることがあります。
※詐欺師が自動翻訳ツールを利用して文章を作成するようなことがあるため。
誤字脱字や文法ミスが多いメールは、詐欺の可能性が高いです。
詐欺メールによる被害とその対処法
詐欺メールのリンクや添付されたファイルを開くと、以下のような事態が発生することがあります。
1.フィッシングサイトに誘導される
メール本文中のリンクを開くと、フィッシングサイトへ誘導されることがあります。
フィッシングサイトは、正規のウェブサイトに似せた偽のサイトで、ここで入力された個人情報やパスワードを詐欺師が盗む目的で作られています。
フィッシングサイトに誘導された場合、個人情報を入力しないことで対策することができます。
何も入力せず、そのまま閉じてしまえば特に危害はありません。
個人情報を入力してしまった場合の対処方法
誤って個人情報を入力してしまった場合は、以下のような対処が必要となります。
- すぐにパスワードを変更する:
すぐに関連するアカウントのパスワードを変更しましょう。詐欺師が不正アクセスするのを防ぐことができます。
- 銀行やクレジットカード会社に連絡する:
もし、金融機関やクレジットカード情報が漏洩した可能性がある場合は、該当する銀行やクレジットカード会社に連絡し、対応を依頼しましょう。カードの利用において、最近は不正利用できないような仕組みが整っていますが、念の為、一時利用停止にするなど対応した方が良いです。
2.コンピュータウイルスに感染する
詐欺メールに添付されたファイルを開くことで、コンピュータウイルスに感染することがあります。
これにより、パソコンやスマートフォンのデータが盗まれたり、操作が制御されたりする恐れがあります。
添付ファイルを開いてしまった場合の対処方法
誤って個人情報を入力してしまった場合は、以下のような対処が必要となります。
- PCをオフラインにする:
オンライン状態だと、インターネットを経由して個人情報を取得される可能性があるため、インターネット接続をOFFにしましょう。 - ウイルス対策ソフトでスキャンを行う:
「ウイルスバスター」などのウイルス対策ソフトでは、PCをスキャンし、ウイルスの感染を検知して駆除する機能が搭載されています。
ウイルス対策ソフトを導入することで、安心してインターネットを利用できるようになるため、インストールすることをおすすめします。
スマホやタブレットにも一緒にインストールできる「ウイルスバスター」が無難です。
まとめ
詐欺メールの見分け方は、送り主のメールアドレスや本文の文言など、さまざまなポイントがあります。
また、詐欺メールのリンクを開いてしまった場合の対処法も知っておくことで、被害を最小限に抑えることができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。