【2021/5/10リミット制限対応】
この記事では、遊戯王デュエルリンクスの【青眼(ブルーアイズ)】デッキについて解説していきます。
下記について知りたいという読者に向けて、記事を作成しました。
- 【青眼】の構築理論・プレイングについて深く理解したい。
- 【青眼】との対戦時の対策を知りたい。
少し長くなりますが、お付き合いいただけますと幸いです。
- 1 デッキ解説
- 2 デッキの動かし方・プレイング指南
- 3 対策・メタカード解説
- 4 青眼の派生デッキ紹介
デッキ解説
サンプルデッキレシピ
『蒼眼の銀龍』採用時
スキル:『進化した最強ドラゴン』または、『オルタナティブ(白龍)』
『ドラゴン・目覚めの旋律』採用時
スキル:『進化した最強ドラゴン』推奨
推奨スキル
『進化した最強ドラゴン』が有力ですが、リミットレギュレーションの影響で『オルタナティブ(白龍)』も選択肢となりました。
進化した最強ドラゴン
- 素引きしてしまった『青眼の白龍』を有効札に変化させることが可能。
- 自身の2ターン目のキル率の上昇:『青眼の双爆裂龍』による打点追加、場の掃除能力。『真青眼の究極龍』の理不尽打点、3連続攻撃。
- 相手の妨害を上回るための、エースモンスターの連続供給を容易に実現。
- 『太古の白石』+『青眼の白龍』で『灼銀の機竜』を特殊召喚し、相手の妨害を踏む。
- 墓地の『太古の白石』効果で『青眼の白龍』を手札に回収。
- スキルを駆使し、『青眼の双爆裂龍』を着地させる(もちろん、『青眼の双爆裂龍』で罠を踏んでからシンクロ・エクシーズ召喚を通すのもありです。)。
リミット1の枠に『ドラゴン・目覚めの旋律』を採用している場合は、手札に『青眼の白龍』を揃えやすいので、『進化した最強ドラゴン』がとても相性良いです。
オルタナティブ(白龍)
- 『青眼の亜白龍』へのアクセス率が格段に上昇する→相手の場に干渉できるようになり、盤面の解決が容易になる。
- スキルの特性上、相手の妨害を受けることなく『青眼の亜白龍』を場に出すことができる。
- 自身の2ターン目のキル率の上昇
- 『青眼の白龍』が場にいる状態で、スキルで『青眼の亜白龍』を場に出す。
- 『青眼の亜白龍』効果で、相手のモンスターを破壊し、場を空ける。
- 『青眼の亜白龍』を素材に、シンクロおよびエクシーズ召喚を行い、墓地へ『青眼の亜白龍』を送る。
- 『太古の白石』効果で、『青眼の亜白龍』を回収し、効果で再度場に出す(Exデッキから出したモンスター+『青眼の亜白龍』の攻撃でキル)。
スキルで『青眼の亜白龍』を出せることで、墓地回収から再度召喚し、効果を使ったり打点として活用できるのが非常に強力です。
Tips
『オルタナティブ(白龍)』は、デュエル開始時にスキルを判別できません。
海馬(DSOD)は、汎用スキルである『粉砕』、『ドローセンス:ハイレベル』、『ドローセンス:闇』を習得できるため、『オルタナティブ(白龍)』が流行した場合、【青眼】に偽造した【粉砕HERO】や【ガール召喚獣】が出現する可能性があります。
その場合、対戦相手のキャラが海馬(DSOD)だからといって、相手のデッキを【青眼】と決めつけるのは禁物となります。
必須カードの解説
モンスターカード
《青眼の白龍/Blue-Eyes White D》
通常モンスター 星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
デッキのメインモンスターです。
このカードを如何に場に出し、シンクロやエクシーズにつなげるかが勝負の分かれ目となります。
攻撃力3000は、インフレしたリンクス環境とはいえ高い水準であり、戦闘においてはほとんどのデッキのエースモンスターに有利を取れます。
バニラゆえにサポートカードで補助しないと場に出すのが難しいため、素引きすると腐りやすいのが弱点でしたが、『進化した最強ドラゴン』のスキル発動条件や『青眼の亜白龍』の召喚条件として手札になくてはならない存在となり、一点して素引きが一概に事故ではなくっています。
《青眼の亜白龍/Blue-Eyes Alternative White Dragon》
特殊召喚・効果モンスター 星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500 このカードは通常召喚できない。 手札の「青眼の白龍」1体を相手に見せた場合に特殊召喚できる。 この方法による「青眼の亜白龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。 (1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「青眼の白龍」として扱う。 (2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
『青眼の白龍』を見せるだけで召喚できる軽さと、相手のモンスターを表示形式問わず破壊する効果がとても強力なカードです。
『ドラゴン・目覚めの旋律』でサーチしたり、『太古の白石』で墓地から回収できる点も強力です。
効果起動後は攻撃できなくなりますが、『青眼の精霊龍』の素材や融合の素材にすることで、デメリットを打ち消せます。
初動での『青眼の精霊龍』着地率を上げてくれているカードでもあります。
《太古の白石/The White Stone of Ancients》
チューナー・効果モンスター 星1/光属性/ドラゴン族/攻 600/守 500 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):墓地のこのカードを除外し、 自分の墓地の「ブルーアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。
コストとして墓地へ送られても「ブルーアイズ」のリクルート効果を発動できる点が優秀です。
相手ターンに因果切断などのコストとして墓地へ送り、エンドフェイズに『白き霊龍』を着地させて相手の妨害を除去してから自分ターンを開始させる動きが強力です。
『調和の宝札』のコストとしても重要で、ドロー交換で2:2のアドバンテージですが、エンドフェイズのリクルート効果と墓地回収効果によって、+2アドバンテージです。
臨機応変に「ブルーアイズ」モンスターをリクルートしたり、墓地から回収したりと、デッキのメインエンジンといえるカードです。
《青き眼の賢士/Sage with Eyes of Blue》
チューナー・効果モンスター 星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守1500 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「青き眼の賢士」以外の光属性・レベル1チューナー1体を手札に加える。 (2):このカードを手札から捨て、自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを墓地へ送り、デッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
デッキから『太古の白石』や『伝説の白石』をサーチでき、『青眼の白龍』の展開へつなげることができます。
2つ目の効果は、2枚コストで1枚をリクルートするため、アドバンテージの面から乱用するのはオススメできませんが、効果起動後の『青眼の亜白龍』を打点に変換するなど使いどころは多いです。
コストに『太古の白石』や『青き眼の賢士』を活用することで、アドバンテージの損失を抑えることができます。
魔法カード
《調和の宝札/Cards of Consonance》
通常魔法 (1):手札から攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー1体を捨てて発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。
『太古の白石』や『伝説の白石』をコストとして発動でき、手札交換・デッキ圧縮・「白石」モンスター効果による「ブルーアイズ」モンスターの展開が可能となり、【青眼】の強みの1つとなっています。
また、このカードは通常魔法で自分ターンに使えることから、『太古の白石』の墓地回収効果および『伝説の白石』のサーチ効果を即時使いたい場合に重宝します。因果切断などの罠カードでは、タイムラグが発生するので、その点でも一線を画しています。
手札にコストとなるモンスターが引けていない場合は腐ってしまいますが、強力な効果を持ったカードであるため、3積みが安定かと考えます。
因果切断などのコスト系罠カードを多めに採用し、このカードを2積みに抑える構成も良いです。
《古のルール/Ancient Rules》
通常魔法 手札からレベル5以上の通常モンスター1体を特殊召喚する。
手札から『青眼の白龍』または『白き霊龍』をお手軽に展開できるカードです。
特に、『白き霊龍』は手札に引いた際に有効活用しにくいのですが、このカードは完璧に補助できる数少ないカードです。
アドバンテージ面では、『青眼の白龍』召喚時は-1となるのですが、『青眼の精霊龍』へアクセスする手段となったり、後攻ワンキルに関与したりと、アドバンテージだけでは語れない強さがあります。
手札に重複すると弱いので、1枚または2枚の採用が好ましいです。
融合モンスター
《青眼の双爆裂龍/Blue-Eyes Twin Burst Dragon》
融合・効果モンスター 星10/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500 「青眼の白龍」+「青眼の白龍」 このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。 ●自分のモンスターゾーンの上記カードを墓地へ送った場合に EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 (1):このカードは戦闘では破壊されない。 (2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。 (3):このカードの攻撃で相手モンスターが破壊されなかった ダメージステップ終了時に発動できる。 その相手モンスターを除外する。
『融合』を必要としないため、スキルに縛られることなく採用することができます。
素材が『青眼の白龍』2枚と、このデッキの展開力から考えると軽いといえます。
『青眼の亜白龍』も素材にできるため、破壊効果使用後に融合召喚すると攻撃不可のデメリットを打ち消すことができます。
戦闘で実質すべてのモンスターを除去できるという効果を持っており、除去が難しい『月光舞剣虎姫』や『青眼の精霊龍』を容易に突破することが可能になります。
シンクロモンスター
《青眼の精霊龍/Blue-Eyes Spirit Dragon》
シンクロ・効果モンスター 星9/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000 チューナー+チューナー以外の「ブルーアイズ」モンスター1体以上 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いに2体以上のモンスターを同時に特殊召喚できない。 (2):1ターンに1度、墓地のカードの効果が発動した時に発動できる。 その発動を無効にする。 (3):S召喚したこのカードをリリースして発動できる。 エクストラデッキから「青眼の精霊龍」以外の ドラゴン族・光属性のSモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。 そのモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。 この効果は相手ターンでも発動できる。
【青眼】デッキを環境TOPクラスにのし上げている張本人です。
墓地効果の増えている現環境でのメタ性能の高さ、誘発即時効果によるサクリファイス・エスケープ→後続を展開して戦線維持する能力ともに強力です。
特に先行1ターン目に出すことで、場持ちの良さを生かして苦手なワンキル系デッキに強くなったり、ミラーマッチでは墓地効果無効によって有利を取れたりできます。
『蒼眼の銀龍』を採用している場合、このカードは攻撃力2500で攻撃しつつ、攻撃を受ける際には守備力3000となるという戦闘能力の高さを発揮できます。
『蒼眼の銀龍』のリミット1制限に伴い、『蒼眼の銀龍』を採用しない場合に実質このカードも弱体化するので注意が必要です。
《灼銀の機竜/Vermillion Dragon Mech》
シンクロ・効果モンスター 星9/炎属性/機械族/攻2700/守1800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 (1):1ターンに1度、自分の手札・墓地及び 自分フィールドの表側表示モンスターの中からチューナー1体を除外し、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 (2):S召喚したこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、 除外されている自分のチューナー1体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。
場のカードをなんでも1枚破壊できる万能除去が魅力のカードです。
このカードを出すことで、1伏せは確実に踏み倒すことができるため、マストカウンターを通す直前に出すのが効果的です。
現環境では攻撃反応罠はあまり採用されず、ほとんどがフリーチェーンであり、破壊効果にチェーン発動されてしまうことが多いです。
そのため、妨害を踏む目的が特にないなら『青眼の精霊龍』を出していった方が無難です。
エクシーズモンスター
《聖刻神龍-エネアード/Hieratic Sun Dragon Overlord of Heliopolis》
エクシーズ・効果モンスター ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2400 レベル8モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 自分の手札・フィールドのモンスターを任意の数だけリリースし、 その数だけフィールドのカードを選んで破壊する。
「選んで」破壊するため、対象を取らない除去が強力なモンスターです。
素材として「ブルーアイズ」モンスター2体を必要とするので、『青眼の双爆裂龍』を出せる盤面でもあるといえ、状況に合わせて出す方を選ぶ必要があります。
『灼銀の機竜』と似た使い方ができますが、上級モンスター2体を消費してしまう点やコストが手札・フィールドであるため重い点に注意が必要です。
相手の場を空けつつ、3000打点を通すというフィニッシャー的な役割が最適です。
除去効果のコストは、『太古の白石』の墓地回収効果をうまく利用したいです。
採用率の高いカードの解説
モンスターカード
《白き霊龍/Dragon Spirit of White》
効果モンスター 星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000 このカード名はルール上「ブルーアイズ」カードとしても扱う。 (1):このカードは手札・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを除外する。 (3):相手フィールドにモンスターが存在する場合、 このカードをリリースして発動できる。 手札から「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
ほぼ必須といえる1枚です。『太古の白石』からリクルートし、相手の妨害を除去する動きがとても強力です。
相手の除去に対してサクリファイス・エスケープで手札の『青眼の白龍』を出すことができる、戦線維持性能も優秀です。
『蒼眼の銀龍』を採用時は、墓地から蘇生して除去効果を使うのが強力です。
とても強力なカードですが、手札に素引きした際にケアする手段が限られており、【青眼】にとっては事故原因となるカードでもあります。
ゆえに、カードパワーよりも安定を重視し、採用を見送ることもあります。
《伝説の白石/The White Stone of Legend》
チューナー・効果モンスター 星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250 (1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。 デッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。
4枚目の『太古の白石』とも言えるカードです。
『調和の宝札』の発動機会を高めてくれたり、『進化した最強ドラゴン』のスキル発動条件や『青眼の亜白龍』の召喚条件を満たしやすくしてくれます。
強制効果であるのが唯一の欠点で、デッキ内に『青眼の白龍』が残り1枚という状況のときに、『青き眼の賢士』や『太古の白石』のリクルート効果を優先したい場合は、墓地へ送りづらくなってしまいます。
『ドラゴン・目覚めの旋律』がリミット1となったことで、『青眼の白龍』をサーチできる貴重なカードという位置付けになりました。
『ドラゴン・目覚めの旋律』不採用時に、『進化した最強ドラゴン』発動のトリガーとして活躍できます。
《コスモブレイン/Cosmo Brain》
特殊召喚・効果モンスター 星7/闇属性/魔法使い族/攻1500/守2450 このカードは通常召喚できない。 手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、 効果モンスター以外のモンスター1体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードの攻撃力は、このカードを特殊召喚するために墓地へ送ったモンスターのレベル×200アップする。 (2):自分フィールドの効果モンスター1体をリリースして発動できる。 手札・デッキから通常モンスター1体を特殊召喚する。
『古のルール』と似た立ち位置のカードで、手札の「ブルーアイズ」モンスターを有効活用できますが、まったく異なる特性を持っています。
メリットは、攻撃力が3100となるため、『青眼の白龍』をさらに上回るという点です。
特にミラーマッチにおいては、相手の『青眼の白龍』や守備時の『青眼の精霊龍』を一方的に突破できるため、有利になる1枚です。
また、他の下級モンスターと合わせて、『コスモブレイン」+『青眼の白龍』という場を作れるので後攻ワンキルしやすくなります。
デメリットは、『青眼の白龍』を場に出すにはデッキからリクルートすることになるので、「白石」モンスターなどとリソースを奪い合うことになる点です。
融合モンスター
《真青眼の究極竜/Neo Blue-Eyes Ultimate Dragon》
融合・効果モンスター 星12/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3800 「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」 このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。 (1):融合召喚したこのカードが攻撃したダメージステップ終了時、 自分フィールドの表側表示のカードがこのカードのみの場合、 EXデッキから「ブルーアイズ」融合モンスター1体を墓地へ送って発動できる。 このカードは続けて攻撃できる。 (2):自分フィールドの「ブルーアイズ」モンスターを対象とする 魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、 墓地のこのカードを除外して発動できる。 その発動を無効にし破壊する。
召喚条件は難しいですが、場を整えて出せればそのまま勝ちまでつながるカードです。
初期手札に『青眼の白龍』を重複して引いたり、噛み合わない手札で中々動けないときも、このカードを出して通せさえすれば勝てるという状況が多々あり、どんなときでも勝ち筋を手繰り寄せてくれる1枚です。
シンクロモンスター
《蒼眼の銀龍/Azure-Eyes Silver Dragon》
シンクロ・効果モンスター 星9/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000 チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。 自分フィールドのドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、 効果の対象にならず、効果では破壊されない。 (2):自分スタンバイフェイズ毎に自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
リミット1に指定されたことにより、確実に採用されるべきカードではなくなりましたが、『ドラゴン・目覚めの旋律』を差し置いて採用する価値があるカードです。
『青眼の精霊龍』の強みは、このカードありきといっても過言ではなく、不採用なら『青眼の精霊龍』の強みは大きく損なわれます。
対象耐性・破壊耐性付与が強力で、相手ターンに出して『ライトニング・ボルテックス』や『混源龍レヴィオニア』をケアしたり、相手エンドフェイズや自分ターンに出して相手の妨害を受けないようにして展開したりできます。
《鬼岩城/Giganticastle》
シンクロ・効果モンスター 星9/地属性/岩石族/攻2900/守2800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカードの攻撃力・守備力は、このカードのシンクロ素材とした チューナー以外のモンスターの数×200ポイントアップする。
攻撃力が3100となるため、『コスモブレイン』同様ミラーマッチで真価を発揮するカードです。
また、『青眼の亜白龍』効果→シンクロ素材にして打点3000越えで攻撃できるのが魅力で、『コズミック・サイクロン』などで1000ライフを自傷した相手をワンキルできます。
『青眼の亜白龍』効果後に3100打点が欲しい場面が意外と多いので、採用する価値は高いです。
エクシーズモンスター
《No.46 神影龍ドラッグルーオン/Number 46: Dragluon》
エクシーズ・効果モンスター ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守3000 ドラゴン族レベル8モンスター×2 (1):1ターンに1度、自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、 このカードのX素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●手札からドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。 ●相手フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。 そのドラゴン族モンスターのコントロールを得る。 ●相手ターン終了時まで、相手フィールドのドラゴン族モンスターは効果を発動できない。
効果の発動条件として、このカード以外のモンスターが存在してはいけないため、出すタイミングが限られたモンスターです。
主な召喚場面として、『青眼の亜白龍』(効果起動後)と『青眼の白龍』が場にいる状態で、さらに手札にも『青眼の白龍』が存在するというものです。
上記状況では、『青眼の亜白龍』が攻撃できないことからワンキルとはなりませんが、『No.46 神影龍ドラッグルーオン』を出して効果で手札の『青眼の白龍』を召喚することで合計6000ダメージとなりワンキルできます。
また、相手のドラゴン族モンスターのコントロール奪取が非常に強力で、ミラーマッチや『混源龍レヴィオニア』を採用している相手に出すことでイージーウィンを狙えます。
《No.68 魔天牢サンダルフォン/Number 68: Sanaphond the Sky Prison》
エクシーズ・効果モンスター ランク8/闇属性/岩石族/攻2100/守2700 レベル8モンスター×2 (1):このカードの攻撃力・守備力は、 お互いの墓地のモンスターの数×100アップする。 (2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 相手ターン終了時まで、このカードは効果では破壊されず、 お互いに墓地のモンスターを特殊召喚できない。
ステータス上昇効果と、墓地メタ効果および破壊耐性効果を持ったモンスターで、特にアドバンテージを得る効果ではありませんが、使い所を見極めて出すことで活躍させることができます。
ステータス上昇はあまり当てにはなりませんが、デュエル終盤になるにつれて大きく強化されるので、高いステータスを活かしたい場面では、破壊耐性と墓地メタ効果のあるエースとして積極的に出していきたいです。
墓地からモンスターを特殊召喚できなくする効果ですが、相手が蘇生効果を駆使してくるデッキの場合に、制圧力を発揮します。
例えば、『炎王』、『TG』といったデッキが当てはまります。
破壊耐性効果は、引き合戦となった際に相手の効果破壊カード(『ライトニング・ボルテックス』や『混源龍レヴィオニア』)さえケアすれば勝ち確定といった場面で役に立ちます。
ピンポイントですが、ミラーマッチの劣勢時に相手の場に『青眼の亜白龍』が存在し、このカードの守備力が3100以上になる場合に出すことで、突破されづらくなるため、切り返しの時間稼ぎを行うことができます。
《森羅の姫芽宮/Sylvan Princessprite》
エクシーズ・効果モンスター ランク1/光属性/植物族/攻1800/守 100 レベル1モンスター×2 「森羅の姫芽宮」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 自分のデッキの一番上のカードをめくる。 めくったカードが魔法・罠カードだった場合、そのカードを手札に加える。 違った場合、そのカードを墓地へ送る。 (2):手札及びこのカード以外の自分フィールドの表側表示モンスターの中から、 植物族モンスター1体を墓地へ送り、 自分の墓地の「森羅」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
『青き眼の賢士』や『太古の白石』を打点として機能させることができるカードです。
『太古の白石』セットエンドに対して、相手が「ブルーアイズ」モンスターの展開を警戒して、攻撃せずにこちらにターンを渡してくる場合が多々ありますが、そういった場が膠着する展開の際に打点を確保しつつ、能動的に『太古の白石』を墓地へ送ることができます。
効果の相性も【青眼】と悪くなく、魔法罠カードでなくても「白石」モンスターの墓地送りに成功すればアドバンテージなので、およそ1/2の確率で良い働きができます。
魔法カード
《ドラゴン・目覚めの旋律/The Melody of Awakening Dragon》
通常魔法 (1):手札を1枚捨てて発動できる。 攻撃力3000以上で守備力2500以下のドラゴン族モンスターを 2体までデッキから手札に加える。
『蒼眼の銀龍』とともにリミット1に指定されたため、必須カードではなくなりました。
このカード1枚で『青眼の亜白龍』と『青眼の白龍』を手札に加えることで、『青眼の亜白龍』を即召喚できます。
そのため、初動においてレベル1チューナーと合わせることで、『青眼の精霊龍』を召喚できる点が強力です。
また、『青眼の白龍』を2枚加えることで、『進化した最強ドラゴン』の発動条件を満たし、すぐに『青眼の双爆裂龍』を出すことができたり、手札によっては『真青眼の究極龍」にもアクセスできます。
『調和の宝札』と同等かそれ以上の強カードですが、『蒼眼の銀龍』も外せないカードであるため、採用するか慎重に検討すべきカードです。
汎用カードの解説
モンスターカード
《混源龍レヴィオニア/Chaos Dragon Levianeer》
特殊召喚・効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守 0 このカードは通常召喚できない。 自分の墓地から光・闇属性モンスターを合計3体除外した場合に特殊召喚できる。 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):この方法でこのカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。 その特殊召喚のために除外したモンスターの属性によって以下の効果を適用する。 このターン、このカードは攻撃できない。 ●光のみ:自分の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。 ●闇のみ:相手の手札をランダムに1枚選んでデッキに戻す。 ●光と闇:フィールドのカードを2枚まで選んで破壊する。
主に、光属性と闇属性を除外した際の破壊効果を狙っていきたいカードのため、『コスモブレイン』や『D.D.クロウ』といった闇属性モンスターとセットで採用したいです。
光属性のみを除外した際の蘇生効果も【青眼】ではとても相性が良く、『青眼の亜白龍』を蘇生して破壊効果を使いつつ、ランク8モンスターを召喚できます。
また、『ドラゴン・目覚めの旋律』でサーチもできます。
初動においては腐りやすいカードのため、積極的に採用するカードではありません。
魔法カード
《月の書/Book of Moon》
速攻魔法 (1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを裏側守備表示にする。
どのデッキにおいても採用できる強力なカードで、特に説明が必要ないかもしれませんね。
初動の際に、相手の『フォトン・ストリーク・バウンサー』などを無力化して、『青き眼の賢士』の効果を通したり、防御札としても優秀です。
また、【青眼】の場合、相手の『因果切断』で『青眼の白龍』や『太古の白石』を複数枚除外されるのが致命的となりますが、このカードを合わせることで除外を阻止しつつ1:2交換とすることができます。
《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》
通常魔法 (1):手札を1枚捨てて発動できる。 相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
手札コストを必要とするため、「白石」モンスターを能動的に捨てることができます。
相手の表側表示モンスターをすべて破壊する強力な効果を持っていますが、【青眼】は戦闘性能が高く、破壊効果も持ち合わせたカードが多いデッキですので、効果の相性はそこまで高くはありません。
『青眼の精霊龍』や『深淵に潜む者』など、制圧効果を持ったモンスターに有効なので、環境に合わせて採用したい1枚です。
罠カード
《因果切断/Karma Cut》
通常罠 手札を1枚捨てて発動できる。 相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択してゲームから除外する。 この効果によって除外したモンスターと同名のカードが相手の墓地に存在する場合、 さらにその同名カードを全てゲームから除外する。
手札コストが必要なため、「白石」モンスターと相性良く、効果も現環境では強力です。
罠カードでは最も優先して採用したいカードです。
相手に表側表示モンスターが存在しない場合は、発動できないため、このカードを警戒してあえてモンスターを召喚しないプレイングをされるのが唯一のデメリットといえます。
《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》
通常罠 (1):手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
『因果切断』と同じく、手札コストを必要とするため相性の良いカードです。
こちらは破壊するカードの種類を問わないため、セットモンスターや魔法罠カードも除去することができるのが強みになります。
相手の2伏せエンドに対してこのカードの効果と、コストで捨てた『太古の白石』効果でリクルートした『白き霊龍』で妨害をすべて除去して次ターン展開する動きが強力です。
環境に合わせて『因果切断』と入れ替えていきたいです。
《ホーリーライフバリアー/Hallowed Life Barrier》
通常罠 手札を1枚捨てて発動できる。 このターン、相手から受ける全てのダメージは0になり、 自分のモンスターは相手モンスターとの戦闘では破壊されない。
『因果切断』や『サンダー・ブレイク』と違い相手に干渉するカードではないため、根本的に採用理由が異なります。
【青眼】は、『局所的ハリケーン』を採用したワンキルデッキに弱いため、そうした相手に対しても対抗しくカードとして採用されます。
また、『青き眼の賢士』は攻撃力0のため、シンクロ素材にしない場合はほぼ破壊されてしまい戦闘ダメージも大きくなってしまいますが、このカードを発動すれば、戦闘破壊されずに自分ターンを迎えられます。
アドバンテージを得ることができないものの、「白石」モンスターをコストにすることで、行動保証を取りつつ次ターンの展開に持っていけるので、環境に合わせて採用したいです。
《狡猾な落とし穴/Treacherous Trap Hole》
通常罠 (1):自分の墓地に罠カードが存在しない場合、 フィールドのモンスター2体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
リミット2制限カードがメインギミックにないため、採用できます。
1:2交換ができる強力な効果に加え、自身の「白石」モンスターを巻き込むことで、能動的に「ブルーアイズ」モンスターを展開することができます。
また、自分のモンスターに対して相手が『因果切断』などで除外しようとしてきた際に、このカードで破壊して除外を阻止するというプレイングもあります。
このカードは、手札コストが必要ないため、初動で「白石」モンスターにアクセスできなかった際にとても頼りになります。
効果の特性上、他の罠カードを採用することが難しくなるので、他の妨害札として『月の書』を多めに採用したいですが、現状では『月の書』がセレクションBOXでしか入手できないのがネックです。
その他の青眼関連カードの解説
《Sin 青眼の白龍/Malefic Blue-Eyes White Dragon》
特殊召喚・効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500 このカードは通常召喚できない。 デッキから「青眼の白龍」1体を除外した場合に特殊召喚できる。 (1):「Sin」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、他の自分のモンスターは攻撃宣言できない。 (3):フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
純正青眼構築では採用することは不可能ですが、【結界青眼】ではキーカードとして採用されます。
詳細は、後述する【結界青眼】デッキの箇所をご参照ください。
《ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン/Deep-Eyes White Dragon》
効果モンスター 星10/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0 (1):自分フィールドの表側表示の「ブルーアイズ」モンスターが 戦闘または相手の効果で破壊された時に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚し、 自分の墓地のドラゴン族モンスターの種類×600ダメージを相手に与える。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、 自分の墓地のドラゴン族モンスター1体を対象として発動する。 このカードの攻撃力はそのモンスターの攻撃力と同じになる。 (3):フィールドのこのカードが効果で破壊された場合に発動する。 相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
戦線維持効果のため、妨害カードを引けなくてもワンキルに耐性を持たせることができます。
また、高いバーン性能を誇っており、4000ライフルールでは脅威となります。
初動とならず、単体ではまったく機能しない点や、名前に「ブルーアイズ」が含まれない点が残念です。
《ブルーアイズ・ソリッド・ドラゴン/Blue-Eyes Solid Dragon》
効果モンスター 星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果を無効にする。 (2):相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。 フィールドのこのカードを持ち主のデッキに戻し、 デッキから「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。
効果自体は優秀ですが、効果モンスターであるため、『青眼の白龍』や『白き霊龍』とサポートカードを共有できないため、引いてしまうと完全に腐ってしまいます。
現状では採用できないでしょう。
《青き眼の乙女/Maiden with Eyes of Blue》
チューナー・効果モンスター 星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0 このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):フィールドの表側表示のこのカードが効果の対象になった時に発動できる。 自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚する。 (2):このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。 その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。その後、自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚できる。
初動として運用でき、ほぼノーコストで『青眼の白龍』を展開できます。
また、『青き眼の賢士』のリクルート効果の対象とすることで、ワンキルすることも可能です。
強力なカードですが、現状採用するスペースがないといった感じですので、今後のリミットレギュレーション次第では活躍の場があるかもしれません。
《青き眼の祭司/Master with Eyes of Blue》
チューナー・効果モンスター 星1/光属性/魔法使い族/攻 300/守1200 「青き眼の祭司」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時、 自分の墓地の光属性・レベル1チューナー1体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。 (2):墓地のこのカードをデッキに戻し、 自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスター以外の 「ブルーアイズ」モンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。
墓地のチューナーを回収する効果と、「ブルーアイズ」モンスターを蘇生する効果ともに優秀です。
初動として運用できない点が弱いので、「ライトロード」ギミックと組み合わせて運用するのが良いです。
デッキの動かし方・プレイング指南
初動解説
『青き眼の賢士』重複時
初動で『青き眼の賢士』召喚のみでエンドフェイズを迎えると、相手にワンキルされる可能性が高いので、手札にもう1枚の『青き眼の賢士』がある場合は、相手のワンキル阻止のため『青眼の白龍』をリクルートしておくのが安定択となります。
他に妨害札を握っている場合は、相手が【オノマト】や【サイバー】などのワンキル性能の高いデッキでない場合は、次ターン以降の展開を見据えもう1枚の『青き眼の賢士』を温存し、『青き眼の賢士』+妨害札セットで返すのが良いです。
プレイング
墓地の『太古の白石』の回収効果発動時の注意点
以下のような状況を想定したプレイングです。
手札:『青眼の白龍』、『古のルール』
墓地:『青眼の白龍』、『太古の白石』<相手>
場:魔法罠ゾーンに1枚伏せ
『古のルール』から展開するのが先か、墓地の『太古の白石』の回収効果を先に発動するかがポイントなる場面です。
この場合、墓地の『太古の白石』の回収効果を先に発動しておくのが良いです。
なぜなら、相手の伏せが『因果切断』だった場合、『古のルール』から展開して発動されると墓地の『青眼の白龍』もろとも除外されてしまうからです。
先に墓地から回収しておくことで、『青眼の白龍』を1枚生かしておくことができます。
『青眼の精霊龍』に『デモンズ・チェーン』を発動された場合
例えば、『青眼の精霊龍』の攻撃時に『デモンズ・チェーン』を発動されたとします。
このとき、焦って『青眼の精霊龍』のリリース効果で『蒼眼の銀龍』などを展開してはいけないです。
一旦そのまま放置しておきましょう。
なぜなら、相手がその後に墓地効果を発動した際、『青眼の精霊龍』の墓地効果無効を発動し、さらにチェーンでリリース効果を発動することで、『デモンズ・チェーン』の対象から外れて相手の墓地効果を無効にできるからです。
相手が墓地を利用するデッキの場合にかなり使えるプレイングです。
なお、『禁じられた聖杯』の場合だと、同じことをしても『青眼の精霊龍』の墓地効果無効は発動できません。
対策・メタカード解説
汎用メタ
魔法カード
《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》
通常魔法 (1):手札を1枚捨てて発動できる。 相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
『青眼の精霊龍』は効果で破壊などを狙っても、効果でサクリファイス・エスケープし『蒼眼の銀龍』を展開されるため厄介です。
『ライトニング・ボルテックス』なら『青眼の精霊龍』のエスケープを許さず除去が可能です。
ただし、【青眼】側も警戒してスタンバイフェイズに『青眼の精霊龍』をエスケープしてくる可能性があります。
罠カード
《因果切断/Karma Cut》
通常罠 手札を1枚捨てて発動できる。 相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択してゲームから除外する。 この効果によって除外したモンスターと同名のカードが相手の墓地に存在する場合、 さらにその同名カードを全てゲームから除外する。
『太古の白石』を除外して、墓地効果を使えなくしたり、『青眼の白龍』を除外してスキル『進化した最強ドラゴン』の発動を妨害できたりとかなり刺さるカードです。
『青眼の白龍』を1度に2枚除外することができれば、『進化した最強ドラゴン』は実質発動不可となります。
環境の他デッキに対しても有効で、あらゆるデッキの妨害札の第1候補となるカードです。
ピンポイントメタ
罠カード
《閃光を吸い込むマジック・ミラー/Light-Imprisoning Mirror》
通常罠 手札を1枚捨てて発動できる。 相手フィールド上に表側表示で存在する モンスター1体を選択してゲームから除外する。 この効果によって除外したモンスターと同名のカードが相手の墓地に存在する場合、 さらにその同名カードを全てゲームから除外する。
フィールドおよび墓地で発動する光属性モンスターの効果を無効化するため、【青眼】のメインギミックを封殺できます。
『灼銀の機竜』や『サンダー・ブレイン』以外では除去される心配がなく、引ければ完封することすら可能です。
ピンポイントメタの位置付けではあるものの、環境には【サイバー】など他にも光属性を軸にしたデッキや、「セプスロ」などギミックとして光属性モンスターを組み込んだ構築も多数存在するので、【青眼】以外のデッキとの対戦時にも活躍できます。
青眼を相手にする際のプレイング指南
自分ターン(こちらのターン)に罠などで『太古の白石』を捨ててきた場合
例えば、こちらの展開に対し『因果切断』などで妨害してきて、なおかつコストとして『太古の白石』を捨ててきたとします。
手札に妨害札が1枚のみあった場合、そのカードを伏せるべきでしょうか。
伏せた場合、『白き霊龍』を展開されて除去されますし、伏せなかったとしても、よりステータスの高い『青眼の白龍』が出てきます。
ここは1枚でも伏せるのが正解です。
『白き霊龍』を出されてアドバンテージを取られるので一見不利そうですが、その後の展開を考えると『青眼の白龍』を展開される方がワンキルされる可能性が高いからです。
- 『白き霊龍』の場合:シンクロ素材などにされ墓地へ送られる→『太古の白石』で手札に加えたとしても、『古のルール』以外では後続展開できない。
- 『青眼の白龍』の場合:シンクロ素材などにされ墓地へ送られる→『太古の白石』で手札に加えた場合、『古のルール』だけでなく『青眼の亜白龍』の召喚条件や『進化した最強ドラゴン』の発動条件となるため、後続展開の可能性がかなり高い。
また、【青眼】側が手札に『白き霊龍』を持っていて妨害札が残る可能性があるので伏せるのが安定です。
青眼の派生デッキ紹介
結界青眼
サンプルレシピ
採用カード解説
《Sin 青眼の白龍/Malefic Blue-Eyes White Dragon》
特殊召喚・効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500 このカードは通常召喚できない。 デッキから「青眼の白龍」1体を除外した場合に特殊召喚できる。 (1):「Sin」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない。 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、他の自分のモンスターは攻撃宣言できない。 (3):フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合にこのカードは破壊される。
スキルでフィールド魔法を張ることで、出すことを可能になります。
「ブルーアイズ」モンスターであるため『青眼の精霊龍』のシンクロ素材になれるのが強力です。
さらに、『混源龍レヴィオニア』の破壊効果を発動するための素材にもなります。
デッキから『青眼の白龍』を除外してしまうため、『太古の白石』とリソースを奪い合う点がネックです。
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青眼構築のまとめ記事あります
青眼でデュエルキング達成時の構築や、KC2ndで好成績時の構築をまとめています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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