本記事では、寝室の香りと睡眠の関係を理解した上で、ラベンダーオイルを睡眠改善のために取り入れるべきかどうか判断できるよう、筆者が実際に使用してみたレビューを踏まえて解説しています。
人間の嗅覚は脳と密接に結びついており、感情に大きな影響を与えると言われています。
「悪夢や変な夢のせいで熟睡ができない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
寝室の香りと睡眠の関係
本記事の内容は、メンタリストDaiGoさんの書籍「賢者の睡眠」を参考に作成しています。
「香り」が心身に与える影響
嗅覚と脳は密接に結びついている
嗅覚は、人間の五感のなかで「脳の中枢部に直結している唯一の感覚」と言われています。
また、人間の感情を司どる脳のエリアは、嗅覚を司どるエリアから分岐して生まれたそうです。
嗅覚で感じた刺激は、他の五感による刺激よりも心身に働きかける作用が強いため、ラベンダーのような良い香りを嗅ぐことで、入眠前の感情を落ち着かせることができます。
ラベンダーオイルの効果
不眠症が改善する
クリス・アルフォード医師の実験(西イングランド大学の心理学者)
対象 | 不眠症の女性 |
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実験内容 | ラベンダーから抽出したオイルを染み込ませたシーツで睡眠をとってもらった |
結果 | 不眠症が改善し、睡眠の質も高くなった |
悪夢から解放される
ドレスデン工科大学師の実験(ドイツ)
対象 | PTSDの男女40人 |
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実験内容 | A:ラベンダー、バラ、オレンジ、ピーチから好きな香りを選び、嗅ぎながら眠る B:何の香りも嗅がずに眠る →5日間調査 |
結果 | 香り嗅ぎながら眠ったAグループでは、悪夢を見る(フラッシュバックが起きる)確率が大幅に低下 |
ラベンダーオイルの使用レビュー
就寝前に、artnaturalsのラベンダーオイルを枕カバーに5〜10滴垂らしたところ、以下のような効果を実感することができました。
実際に得られた効果
就寝前にリラックスできた
枕の周辺がラベンダーの香りで満たされるので、呼吸の度にラベンダーの良い香りが感じられ、眠る前に心身ともに落ち着かせることができます。
良質な睡眠をとるためには、就寝前に心身をリラックスさせることは非常に重要なポイントです。
過去に呼吸法などのリラックステクニックを紹介していますが、ラベンダーオイルの場合は、オイルを数滴垂らすだけで手軽にリラックス効果を得られるので非常に便利です。
翌朝まで熟睡できるようになった
夜中に目が覚めることがなくなり、夢を見た記憶が無いほど深い眠りにつけるようになりました。
時折早朝に目が覚めてしまうことがあったのですが(あと90分眠れていればちょうど良い睡眠時間)、ラベンダーの香りを嗅いでから眠った晩は7〜8時間の熟睡ができています。
まとめ
記事の要点
「香り」が心身に与える影響 | ・嗅覚は、人間の五感のなかで「脳の中枢部に直結している唯一の感覚」と言われている ・他の五感による刺激よりも心身に働きかける作用が強いため、良い香りには感情を落ち着かせる効果が期待できる |
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ラベンダーオイルの効果 | ・不眠症の改善 ・悪夢から解放される |
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ラベンダーオイルのレビュー | ・就寝前にリラックスできた ・翌朝まで熟睡できるようになった |
感想
筆者は、iHerbで500円程度で購入できるartnaturalsのラベンダーオイル(15ml)を使用しています。
1滴ずつ垂らすことができて非常に使いやすいです。
セール時には300〜400円程度で購入できる時もあるため、定期的にチェックしてみて欲しいです。
質の良いラベンダーオイルを探している方にはオススメです。
また、本記事の参考書籍である「賢者の睡眠」では、寝室の香りをはじめとした睡眠の質を上げるための環境づくりの方法などがエビデンスベースで多数紹介されていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!