本記事では、照明の光が眼に与える影響について理解し、PC作業中に眼が疲れやすい方がどのように対策すればよいのか判断できるように解説しています。
1日中PCで仕事をしている筆者が実際に行なっている眼精疲労対策を紹介していきますので、PC作業で目が疲れやすいという方はぜひ参考にしてみてください。
PC作業中の眼精疲労と対策方法
照明の光をはじめとした作業環境に気を配ることで、PC作業中の眼精疲労を軽減できるということを、結城未来さんの書籍「照明を変えれば目がよくなる」を読んで学びました。
眼精疲労を引き起こす環境要因
PC画面と室内の照明に明るさの差がある
PC画面の光が目立つ場合、眼にかかる負担が大きくなるようです。
眼に負担をかけないためには、室内を明るくするか画面の明るさを下げて、互いの明るさの差を極力なくした方が良いです。
ディスプレイに光が映り込む
ディスプレイに照明や太陽の光が反射すると、瞳が眩しさを感じて眼精疲労や不快感を引き起こす可能性があります。
眩しさを感じた瞳は極端に小さくなるため、ピントが合わなくなり、眼の筋肉を酷使することにつながります。
画面と目の距離が近い
画面と眼の距離が近いのも、眼精疲労の原因となります。
目安としては、大人は40cm、子どもは50cm以上の距離が推奨されています。
画面の位置が高い
画面の位置が高くなると、まぶたを広げようとするため、眼の乾きにつながります。
机が低くて背中が丸まりやすい
背中を丸めた姿勢でPC作業を続けていると、腕や肩、首に負担がかかりやすくなります。
肘を90度に曲げたとき、キーボードに自然と手が届く高さが理想的な高さと言われています。
実際の対策方法とレビュー
以上の環境要因を踏まえた上で、仕事で1日中PC作業をしている筆者が、実際に行なっている眼精疲労対策を紹介していきます。
時間に合わせて照明やディスプレイの明るさを調整
以下のように、時間に合わせて各種照明器具の明るさを調整して、PC画面と室内の明るさをなくしています。
部屋の照明 | モニターライト | PC・モニター | |
---|---|---|---|
午前 | 白色・明るさMAX | 白色・明るさMAX | 明るさ普通 |
午後 | 電球色・明るさ普通 | 電球色・明るさ普通 | 明るさ普通〜低 |
夕方以降 | 電球色・明るさ低 | 電球色・明るさ低 | 明るさ低・ブルーライトカットON |
作業環境の明るさを調整しただけで、目がショボショボすることが減り、目頭が痛くなることもなくなりました。
モニターライトを使用
ディスプレイに照明が映り込まないように、モニターライトを使用しています。
モニターライトの光はデスクに向けて45度の角度で照射されるので、作業者の目に直接照明が当たらず、画面にも光が反射しません。
実際、作業中に眼が疲れにくくなり、作業に集中しやすくなりました。
筆者が使用しているモニターライトの詳細については、以下の記事を参照ください。
ノートパソコンスタンドを使用
MacBookを使用する際はノートパソコンスタンドを使用しています。
ノートパソコンスタンドは、自分に理想的な高さ・角度に調整できるため、机や椅子の高さに関わらず体や首に負担のかからない高さに微調整して作業ができるのでオススメです。
ちなみに、視線の高さの目安としては、視線が水平面から10〜15度下向きになる角度が推奨されています。
まとめ
記事の要点
眼精疲労を引き起こす環境要因 | ・PC画面と室内の照明に明るさの差がある ・ディスプレイに光が映り込む ・画面と目の距離が近い ・画面の位置が高い ・机が低くて背中が丸まりやすい |
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実際の対策 | ・時間に合わせて照明やディスプレイの明るさを調整 ・モニターライトを使用 ・ノートパソコンスタンドを使用 |
最後に
PC作業による眼精疲労で悩んでいるという人は多いと思います。
照明に関する知識を持つことで、PC作業中の眼の疲れを軽減できる可能性があります。
特に、PC画面と室内の明るさの差をなくすという対策については、今すぐに取り組むことができると思うので、ぜひ試してみてください。
余裕のある方は、モニターライトやノートパソコンスタンドなどのガジェットを活用して、作業のしやすい環境を作ってみてください。
本記事の参考書籍である「照明を変えれば目がよくなる」では、照明が眼に与える影響と環境の改善方法についてエビデンスベースで多数紹介されていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!