本記事では、マスターデュエルのシークレットパック、セレクションパックで、特定のURカードが少なくとも1枚当たる確率について解説します。
「“あと1枚”あのURカードを集めればデッキが完成する。」
「欲しい汎用URカードが“1枚だけ”シークレットパックorセレクションパックに収録されている。」
そんな時にピンポイント狙いで、パックを引いてURカードを集めるべきか、いっそ生成してしまうかどうか悩みますよね。
この記事では、以下の3パターンの計算結果まとめています。
- SR以上確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率
- SR以上確定の10連2回で特定のURが最低1枚当たる確率
- UR確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率
特定のURカードがピンポイントで当たる確率を知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
シークレットパックで特定のURが当たる確率
※以下解説では、前提として「シークレットパックのピックアップ対象URが4種の場合」で計算しています。
2022年2月時点でのUR提供割合
↓シークレットパックの提供割合は以下の3つの区分で変わります。
まず、それぞれの区分におけるURカードの提供割合は以下です。
- 1〜4枚目(マスターパックからの排出分)→2.5%(UR693種※2022年2月時点)
- 5〜7枚目(シークレットパックのピックアップ対象)→2.5%(UR4種)
- 8枚目(シークレットパックのピックアップ対象、R以上確定)→2.5%(UR4種)
- 8枚目(SR以上確定パック)→20%(4種)
- 8枚目(UR以上確定パック)→100%(4種)
この提供割合を踏まえた上で、収録されているURが4種の場合に、特定のUR1種類が少なくとも1枚当たる確率を計算した結果をまとめます。
特定のURが少なくとも1枚当たる確率
確率計算の前提
<前提>
収録URが4種のシークレットパックを1000ジェム10連で剥いて、特定のURカードが少なくとも1枚当たる確率を計算する。
例:シークレットパック『宇宙からの侵略者』を10連で剥き、《原始生命態ニビル》が少なくとも1枚当たる。
<計算方法>
特定のUR1種が当たらない確率を計算し、1で引くことで算出する。
計算結果
- SR以上確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率→約25,7%
- SR以上確定の10連2回で特定のURが最低1枚当たる確率→約44.8%
- UR確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率→約41.4%
SR以上確定の10連を2回、あるいはUR確定の10連を引いても特定のURが1枚当たる確率は50%を切ることがわかりました。
この結果を踏まえると、あるシークレットパックに目的の汎用カードやEXのモンスターがURで収録されている場合でも、そのパックに欲しいカードが1枚しかない場合はCPを使用して生成した方が良いかもしれません。
計算詳細
①SR以上確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率
- 1〜4枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.025÷693=約0.00003608
※URは693種、URの排出割合は2.5% - 10パックの1〜4枚目全てがハズレの確率:(1-0.00003608)の40乗
※4枚×10連分なので40乗 - 5〜8枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.025÷4=0.000625
※URは4種、URの排出割合は2.5% - 1〜9パックの5〜8枚目と10パック目(8枚目がSR以上確定)の5〜7枚目全てがハズレの確率:(1-0.000625)の39乗
※4枚×9パック分+10パック目の3枚分なので39乗 - 10パック目(SR以上確定)の8枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.2÷4=0.05
※URは4種、URの排出割合は20% - 10パック目(SR以上確定)の8枚目がハズレの確率:1-0.05
以上の②④⑥より、
1-{(1-0.00003608)の40乗×(1-0.00625)の39乗×(1-0.05)}
=0.25714278618
よって、SR以上確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率は約25.7%です。
②SR以上確定の10連2回で特定のURが最低1枚当たる確率
- 1〜4枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.025÷693=約0.00003608
※URは693種、URの排出割合は2.5% - 1回目・2回目ともに1〜4枚目全てがハズレの確率:(1-0.00003608)の80乗
※4枚×10連×2回分なので80乗 - 5〜8枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.025÷4=0.000625
※URは4種、URの排出割合は2.5% - 1回目・2回目ともに1〜9パックの5〜8枚目と10パック目(SR以上確定)の5〜7枚目全てがハズレの確率:(1-0.000625)の78乗
※(4枚×9パック分+10パック目の3枚分)×2回分なので78乗 - 10パック目(SR以上確定)の8枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.2÷4=0.05
※URは4種、URの排出割合は20% - 1回目・2回目ともに10パック目(SR以上確定)の8枚目がハズレの確率:(1-0.05)の2乗
※2回分なので2乗
以上の②④⑥より、
1-{(1-0.00003608)の80乗×(1-0.00625)の78乗×(1-0.05)の2乗}
=0.44816315991
よって、SR以上確定の10連2回で特定のURが最低1枚当たる確率は約44.8%
③UR確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率
- 1〜4枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.025÷693=約0.00003608
※URは693種、URの排出割合は2.5% - 1〜4枚目全てがハズレの確率:(1-0.00003608)の40乗
※4枚×10連分なので40乗 - 5〜8枚目で特定のUR1枚が当たる確率:0.025÷4=0.000625
※URは4種、URの排出割合は2.5% - 1〜9パックの5〜8枚目と10パック目(UR確定)の5〜7枚目全てがハズレの確率:(1-0.000625)の39乗
※4枚×9パック分+10パック目の3枚分なので39乗 - 10パック目(UR確定)の8枚目で特定の1枚が当たる確率:1÷4=0.25
※URは4種、URの排出割合は100% - 10パック目(SR以上確定)の8枚目がハズレの確率:1-0.25
以上の②④⑥より、
1-{(1-0.00003608)の40乗×(1-0.00625)の39乗×(1-0.25)}
=0.41353377857
よって、UR確定の10連1回で少なくとも特定のURが1枚当たる確率は約41.4%です。
セレクションパックで特定のURが当たる確率
※以下解説では、前提として「セレクションパックのピックアップ対象URが10種の場合」で計算しています。
2022年5月時点でのUR提供割合
セレクションパックはシークレットパックと異なり、マスターパックの枠がなく、全てパック収録カードの中から排出されます。
それぞれの区分におけるURカードの提供割合は以下です。
- 1〜7枚目→2.5%(UR10種)
- 8枚目(R以上確定)→2.5%(UR10種)
- 8枚目(SR以上確定パック)→20%(10種)
- 8枚目(UR以上確定パック)→100%(10種)
この提供割合を踏まえた上で、収録されているURが10種の場合に、特定のUR1種類が少なくとも1枚当たる確率を計算した結果をまとめます。
特定のURが少なくとも1枚当たる確率
確率計算の前提
<前提>
収録URが10種のセレクションパックを1000ジェム10連で剥いて、特定のURカードが少なくとも1枚当たる確率を計算する。
例:セレクションパック『ビヨンド・ザ・スピード』を10連で剥き、《フルール・ド・バロネス》が少なくとも1枚当たる。
<計算方法>
特定のUR1種が当たらない確率を計算し、1で引くことで算出する。
計算結果
- SR以上確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率→約19.5%
- SR以上確定の10連2回で特定のURが最低1枚当たる確率→約35.3%
- UR確定の10連1回で特定のURが最低1枚当たる確率→約26.1%
SR以上確定の10連を2回、あるいはUR確定の10連を引いても特定のURが1枚当たる確率は40%を切ることがわかりました。
新規カードがセレクションパックで続々登場していますが、欲しいカードの1点狙いは禁物ですのようですね。
確率計算ツールを紹介
シークレットパック、セレクションパックのUR当選確率を自動計算できるツールを作成しましたので、ぜひ使ってみてください。
総括
- 欲しいURが1枚しか収録されていないシークレットパック、セレクションパックは、作りたいデッキテーマのパックでなければ基本的には引かない
- シークレットパック、セレクションパックはデッキテーマの主要UR&SRを複数枚集めるために剥く
- 特定のURカードが1枚だけ欲しい場合はCPを使用して生成する
以上のポイントを押さえることでジェムの消費を抑えることができると思います。
この記事がマスターデュエルを楽しむための一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!