現在ITエンジニア(プログラマー)需要がとてつもなく高いです。
とにかく人手不足。これに尽きると思います。
転職大手サイトのDODAやリクナビ、マイナビで検索してみてください。
「初心者歓迎」、「学歴不問」などなど、あらゆる方面から人を採用しようと必死です。
このバブルは、これからエンジニアを目指す方にとって間違いなく好機といえます。
しかし、この状態がずっと続くでしょうか?考察していこうと思います。
ITエンジニア高需要はずっと続くのか
現在ITエンジニアの需要が高い理由は、以下の2点だと思っています。
- 一般人が抱くITエンジニアへのハードルが高いという意識があり、積極的に転職しない
- 離職率の高さ
①一般人が抱くITエンジニアへのハードルが高いという意識があり、積極的に転職しない
これはかなりあると思います。
「理系かつ情報系をかじった人間でなければ無理だろう。」
「ITエンジニアに少し興味はあるが、自分には縁のない話だ。」
そんな風に考えている人が多いように感じます。
そのため、求人に流れてきても、見て見ぬ振りをする人が多いのではないかと思います。
しかし、実際はバリバリ文系でも問題なくプログラムは組めるのです。
そして、学力や数学が苦手というのもまったく関係ないです。
プログラミングというは、そういう人にとっても別世界の話ではなく、もっと身近に感じられるものなのです。
もしこの意見に疑問な方がいたら、試しにProgateを少しかじってみてください。Progateは初心者でも取り組みやすいプログラミング学習サービスです。
やってみれば、今までとっつきづらかったものが、意外と自分でもできることを実感できるでしょう。
とっつきづらいものという意識が払拭されれば、間違いなくITエンジニア人口は増えるはずです。
②離職率の高さ
離職率が高いというのもITエンジニアによくある話です。
というのも、稼働時間が長く、残業で終電まで仕事するなど、労働環境が良くなかったりすることは多々あるからです。
さらに、職人気質でコミュ力の低い面倒な上司にメンタルやられるパターンです。
この辺は、職場によったりというのもありますが、注意が必要です。
個人的にはクラサバ系の開発で多いイメージで、WEB系開発はそんなだと思います。
上記2点により、人手が不足していると考えます。他にも要因はあると思います。
では、これから先も人手不足で需要は高いままなのでしょうか?
僕の意見としては、需要は減り、誰でもITエンジニアになれる時代から、ITリテラシーのある人しかなれない時代になると思っています。
今後は悪循環は改善され、求人倍率は下がると予想
まずは上記①、②がどう改善されるかについてです。
①の改善:義務教育へのプログラミングの導入
今の20代より上の世代は、プログラミングというのは興味のある人しか触れる機会のなかったものです。
今でこそ、SNS等で「プログラミングは誰でもできるから挑戦してみよう」的な風向きはあるので、割と状況は変わっているとは思います。
ところで、みなさんご存知であると思いますが、プログラミングが2020年から小学校で必修化されますね。
もちろんガチガチにコードを書いたりということではなく、あくまでプログラミング的な思考能力を養うような教育です。
この義務教育へのプログラミングの導入によって、ITリテラシーの高い若い世代がこれから台頭してくることが予測できます。
また、プログラミング能力が高いほど就職活動等が有利になる場合も出てくるでしょう。
すると、プログラミング教育が熱心になっていき、さらに教育が洗練されます。結果、優秀なプログラマーが数多く輩出されてくるでしょう。
今後は若くITリテラシーのある人がどんどん業界に流れこむようになり、今現在求人にあるような「初心者歓迎、学歴不問」なんていうのは過去の話になってくるはずです。
②の改善:法律の改正やリモート化によって環境は改善されている
環境面はすでに改善されつつあるのですが、今後さらに快適になってきます。
一昔前は、残業が月100時間とか割とあったみたいです。
僕はかなりきつい案件でも月60時間でした。それでもきつかったですが。。。
まず法律の改正ですが、いわゆる「働き方改革」ですね。2019年から施行されていますが、中小企業の適用は2020年からです。
詳しくはこちらを参照ください。
残業時間上限規制のポイントまとめ。 2019年4月から適用されるその内容とは?
出典:「HR-COLUMN」様,最終閲覧日:2020/04/19
要は「企業は労働時間をしっかり管理してね。不正な労働や申告は罰則します。」というものです。
実際、自分の会社でも動きがあって、勤務記録などより細かくチェックされるようになりました。
そして、現在のコロナ禍で、急速に信用しているリモートワークですが、収束後ある程度定着する見込みがありそうですよね。
やはり、通勤という「重労働」が免除されると少し気が楽になるものです。
そして、システム開発はセキュリティの問題はあるものの、PC内でおよそ完結する仕事なのでかなりリモート向きといえます。
これらの要素を複合すると、快適な環境が増えるのではと考えており、離職者も減っていくと予測できます。
ITエンジニア求人バブルは終わりを迎える
上記の予測により、現在のITエンジニア求人バブルは終わりを迎えると僕は考えます。
よって、今現在ITエンジニアを目指そうと考えている20代以降の世代は、今がまさにチャンスといえるのではないでしょうか。
慌てる必要はありませんが、今の求人数をあてにして、のんびり構えていると好機を逃す恐れがあることを知ってほしいです。
一個人の意見ですが、いかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。