この記事では、ITエンジニアとってのコミュニケーションの重要性について解説します。
コミュニケーションはあらゆる業界で成功の鍵となる要素ですが、ITエンジニアの場合、技術面の方が重要視されている傾向にあるかもしれません。
しかし、ITエンジニアにおいても、チームメンバーやクライアントとのコミュニケーションが不可欠で、技術と同様に重要です。
基本の「ほうれんそう(報連相)」が超重要
私は、プロジェクトリーダー、プログラマーとしての業務経験がありますが、「報連相」が当たり前でありながら、とても重要であると実感しました。
エンジニアリングにおいての「報告」、「連絡」、「相談」についてまとめました。
- 報告:自分の仕事の進行状況を他の人に知らせることにより、全体の進行状況が明確になり、必要な調整が可能になります。
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連絡:チームメンバー間で新たな発見や計画の変更などの情報を共有することで、プロジェクトはスムーズに進行可能になります。
情報の敏感性に応じて、適切なコミュニケーションチャネル(対面、チャットなど)を選択する必要があります。 - 相談:問題や困難に直面したとき、あるいは新しいアイデアや提案を持っているときに他の人に助けを求めることで、より良い解決策を見つけることができます。
これらの概念は、実際のエンジニアリングのシチュエーションで活かせる機会はとても多く存在します。
例:プログラマーの場合
例えば、コーディングの問題に直面したとします。
この問題を一人で解決しようとすると、検索して情報を探したり、開発環境上で試行錯誤し、多くの時間を浪費することになるでしょう。
そうして、期限ギリギリになって実装が難しい旨を恐る恐る上長へ報告すると。。。結果は明らかです。
悩んだ場合は、「試行錯誤はあと〜時間だけにする」と自分に期限を設定し、手遅れになる前にリーダーやマネージャーに「報連相」するようにすると良いです。
時間とリソースを節約し、問題の解決を速めることができるはずです。
リーダーやマネージャーからしても、コーディングできないことは特に問題ではなく、メンバー全体でカバーすれば良いので大事にはなりません。
しかし、悩んでギリギリになってできない旨を伝えられると、クライアントとの調整などを含めカバーするのが難しく、内部で問題となってしまいます。
例:プロジェクトリーダーの場合
例えば、クライアントから簡単な作業追加を依頼されたとします。
作業が軽い内容だからといって、自己判断でタスク化してプログラマーに作業を依頼してしまうのはNGだと考えます。
クライアントとの契約内容に、追加作業について記載されているか?、作業をするプログラマーは他にタスクを任されていないか?、様々な考慮が必要です。
もし、契約外の作業だった場合、会社に不利益を与えることになってしまいます。
数十万円程度の作業だったとしても、回収できるお金は回収する必要があります。
作業追加を依頼された場合、契約内容が不明瞭であれば営業に相談が必要ですし、作業を行うプログラマーが他案件でタスクを持っていないか、マネージャーや他案件のリーダーへ確認を行う必要があります。
ここで書いている内容は「当たり前にやる」レベルですが、意外と蔑ろにされていると感じています。
効果的な報告、連絡、相談の方法
どのようにして効果的に「報告」、「連絡」、「相談」を行うかについて、以下にいくつかの基本的な方法を提供します。
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時間管理:コミュニケーションは重要ですが、それだけが仕事ではありません。
報告、連絡、相談は効率的に行うべきです。
適切なタイミングで情報を共有し、不必要な中断を避けることが重要です。 -
明確なコミュニケーション:情報は明確かつ具体的であるべきです。
余計な詳細は省き、主要なポイントに焦点を当てることで、他の人が理解しやすくなります。 -
適切なコミュニケーションチャネルの使用:対面、メール、チャットツール、会議など、適切なコミュニケーションチャネルを選択しましょう。
緊急性、内容の複雑さ、受取人の数などにより、最適なチャネルが変わることがあります。
まとめ
ITエンジニアリングにおけるコミュニケーション(「報告」「連絡」「相談」)の重要性について解説しました。
「報連相」は、プロジェクトの成功に不可欠であり、これらの理解により効果的なITエンジニアになることができると考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。